カテゴリー: 上沢直之

一方、試合後の会見で上沢投手の投球について問われたレイズのキャッシュ監督は「今日の上沢は最高の制球とは言えなかったかもしれないが、そういう時もある。私は彼に猶予を与えたいと思うし、まだいろいろなことを学んでいるところだ」とコメントを残しました。

【ポートシャーロット（米フロリダ州）３日（日本時間４日）＝一村順子】レイズの招待選手、上沢直之投手（３０）が、オープン戦２度目の登板となる５日（日本時間６日）のレッドソックス戦に備えて、ブルペン投球練習を行い、４０球を投げ込んだ。２回８安打７失点と悔しい結果に終わった２月２９日（同３月１日）のＯＰ戦初戦の反省から、コースを意識し、変化球を多めに投げた。

レイズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリングトレーニングに参加している上沢直之投手が2月29日（日本時間3月1日）、ブレーブスとのオープン戦に初登板。2回8安打7失点で、防御率31.50の苦しいデビュー戦となった。

―初登板を終えた感想は
 「いろいろ対応しなければならないことが多い、というのが正直な感想です。やっぱり緊張しました。中継ぎも久しぶりだったし、ブルペンからマウンドに上がって、思っていた球数が投げられなかった（３球）。次はもっと要領よくできるかなと思う」  

―先頭打者の場面でピッチコム（サイン伝達機器）を交換した
 「僕のリモコンじゃなかった。真っすぐは一緒だったけど、他の（サイン）は違っていて焦りました。（ピッチクロックは）思ったより速く感じた。自分で（サインを）出すのはしんどいと思いました。いろいろイレギュラーなことが起きてちょっと焦りました」

メジャー契約を含む複数球団からオファーがあった中、レイズを選んだ理由を「投手で勝つという球団の強い思いを感じたことが決め手になった」と明かした。

　同メディアは、「おそらくこの春、ロースター以外の招待選手の中で最も興味深いのは、日本から来たナオユキ・ウワサワであり、彼はレイズで投げることを心から望んでいる」と綴っており、続けて、「レイズの投手層を考えると、残念なことに、30歳の彼がポジションを獲得する可能性は低いだろう」と見通している。