1: 名無しさん 2024/02/25(日) 10:21:13.84 ID:P+8SGXub0
嫌だった中日行き「あそこだけは」 知らぬ番号から着信…嫁の横で察したトレード
まさかの出来事だった。現役時代に守備の名手として知られた久慈照嘉氏は、1997年オフに阪神から中日にトレード移籍となった。1992年のプロ1年目から阪神に在籍した6シーズンすべてで規定打席に達し、ショートのレギュラーを務めてきた。1997年も126試合に出場し、守備でチームに貢献し、打撃も打率.257、3本塁打、20打点。それだけに「むちゃくちゃ、びっくりでした」。トレード通告は10月12日のシーズン最終戦後に受けたという。
通告を受けたのは10月12日のシーズン最終戦後。「その日は亀山(努)の引退セレモニーがあるから、僕と関川(浩一)さんの奥さん2人も亀山のことを知っているから球場に見に来ていたんです。試合が終わってから関川さんのところと、大阪でお疲れさんの食事会をしようってなっていたんですよ。亀山を胴上げして、秋季練習のこととかのミーティングを終えて、駐車場に行って、関川さんが奥さんを乗せて車を出した後ですよ。僕の携帯電話が鳴ったんです」。
最初は出なかったという。「知らない電話番号だったんでね。でもその後も着信、着信ってひっきりなしに鳴るから、ウチの嫁さんも『誰』ってなって『出たら』というから、出たら球団の編成トップの西山(和良)さんでした。西山さんの携帯番号は登録していなかったし、知らなかったんですよ。電話では『ああ、お疲れ、今からちょっと大事な話があるから、神戸のホテルオークラに来てほしいんだけど』って言われました」。
久慈氏はそれを聞いて「マジですか。トレードですか」と思わず口にしたという。「『電話では詳しいことは言えないから』って電話を切りました。嫁に『どうしたの』って言われて『たぶん、トレードだよ』って。お互い“ハッ”じゃないですか。そしたら、今度は関川さんから電話がかかってきて『俺、飯行けないわ、トレードだよ。会社に呼ばれた』って。『ちょっと待ってください。今からどこに行くんですか』って聞いたら同じ場所のオークラだったんです」。
つい1時間ちょっと前までは思ってもいない展開だった。「関川さんに『僕もそうですよ』と言ったら『えーっ、なんで』って。『いや、何でって言われても』なんて話をして、落ち合ってオークラに行きました」。最初に関川氏が呼ばれた。「戻って来られた時『どこでした』と聞いたら『名古屋だよ』って。行く前に(中日監督の)星野(仙一)さんのところは怖いな、あそこだけは嫌だよなって2人で話していたんですけどね」。
続けて久慈氏が呼ばれて、関川氏と同じく中日へのトレードを通告された。「あの時のことは鮮明に覚えています。『(中日の)大豊(泰昭外野手)と矢野(輝弘捕手)と2対2だから』って。『明日、新聞に出るから』って言われました。戻って関川さんに『俺も名古屋でした。2対2らしいですよ』と言ったら『マジか』ってね。でも、まだ2人一緒だったから『まぁ、良かったね』とはなったんですけどね」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3726fb57c3e0dc189cc8db7e7e550b3df3f34e31
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