1: 名無し 2025/09/01(月) 13:30:03.99 ID:HOwR/pd79
<DeNA2-0中日>◇31日◇横浜
日本球界に復帰した藤浪が、前回の先発で好投した中日戦に2度目の先発をして復帰後の初勝利を挙げた。7回無失点で、中日戦では2試合に投げて12イニング1失点。中日の井上監督は「ケガ人を出したくない」という理由で2試合とも左打者を並べたが、結果は藤浪に気持ちよく投げられ、完敗に終わった。
前回の打線とは違ったのは、ショートを守れる選手に左打者がいなかったため、右打者のロドリゲスを起用したところ。そのロドリゲスは藤浪から2打数1安打1四球。藤浪は投げにくそうにしていたし、攻略にはやはり右打者が有効なことが、改めて分かった。
代打にも疑問が残った。1点をリードされた7回1死二、三塁、投手の松葉に代打・辻本を送った。前日の試合で代打ヒットを打っているが、ベンチにいる野手では最低の打率だった。前日の試合で死球を受けた影響もあってスタメンから外れていた細川も、1打席なら代打でいけたはず。さらに左打者の駿太は、前回の藤浪から2打数2安打をマークしている。「ケガをさせたくない」や「勝ちに徹する」というのなら、つじつまが合わない代打策のように思えてしまった。
右打者に対して抜け球が多い藤浪に対し、危険球によるケガ人を出したくないという気持ちは理解できる。その一方でチームはシーズン終盤に入り、4位の広島に0・5ゲーム差に迫っている。まだCS出場の可能性だってある。ケガ人を出さないことが逆転でCS出場を果たすための戦略として考えるのはいいが、あえて左打者を並べて抑えられた2試合を見ると、やはり有効な戦略とは言えない。怖がりな右打者を起用する必要はないが「ケガ人を出さない」というリスクより「試合に勝つ」を優先するべき。付け加えるなら、右打者を起用しても必ずしも危険球でケガをするとは限らない。プロであるなら、勝つためのベストメンバーで挑むべきだった。
勝負の世界は厳しいもの。制球力が悪く、危険球を投げる可能性がある投手を投げさせていけないルールもない。危険球の確率が低い左打者を並べることで藤浪が好投すれば、再び中日戦を狙って先発させてくる可能性が高くなる。プロである以上、大事な試合が続くこの時期に「それでいいのか?」と問いたい。ケガの危険を回避したいのであれば、藤浪の嫌がる打線を組んで降板させる、もしくは先発させられないと思うような結果を出すしかない。(日刊スポーツ評論家)
https://www.nikkansports.com/baseball/column/analyst/news/202508310002153.html
日本球界に復帰した藤浪が、前回の先発で好投した中日戦に2度目の先発をして復帰後の初勝利を挙げた。7回無失点で、中日戦では2試合に投げて12イニング1失点。中日の井上監督は「ケガ人を出したくない」という理由で2試合とも左打者を並べたが、結果は藤浪に気持ちよく投げられ、完敗に終わった。
前回の打線とは違ったのは、ショートを守れる選手に左打者がいなかったため、右打者のロドリゲスを起用したところ。そのロドリゲスは藤浪から2打数1安打1四球。藤浪は投げにくそうにしていたし、攻略にはやはり右打者が有効なことが、改めて分かった。
代打にも疑問が残った。1点をリードされた7回1死二、三塁、投手の松葉に代打・辻本を送った。前日の試合で代打ヒットを打っているが、ベンチにいる野手では最低の打率だった。前日の試合で死球を受けた影響もあってスタメンから外れていた細川も、1打席なら代打でいけたはず。さらに左打者の駿太は、前回の藤浪から2打数2安打をマークしている。「ケガをさせたくない」や「勝ちに徹する」というのなら、つじつまが合わない代打策のように思えてしまった。
右打者に対して抜け球が多い藤浪に対し、危険球によるケガ人を出したくないという気持ちは理解できる。その一方でチームはシーズン終盤に入り、4位の広島に0・5ゲーム差に迫っている。まだCS出場の可能性だってある。ケガ人を出さないことが逆転でCS出場を果たすための戦略として考えるのはいいが、あえて左打者を並べて抑えられた2試合を見ると、やはり有効な戦略とは言えない。怖がりな右打者を起用する必要はないが「ケガ人を出さない」というリスクより「試合に勝つ」を優先するべき。付け加えるなら、右打者を起用しても必ずしも危険球でケガをするとは限らない。プロであるなら、勝つためのベストメンバーで挑むべきだった。
勝負の世界は厳しいもの。制球力が悪く、危険球を投げる可能性がある投手を投げさせていけないルールもない。危険球の確率が低い左打者を並べることで藤浪が好投すれば、再び中日戦を狙って先発させてくる可能性が高くなる。プロである以上、大事な試合が続くこの時期に「それでいいのか?」と問いたい。ケガの危険を回避したいのであれば、藤浪の嫌がる打線を組んで降板させる、もしくは先発させられないと思うような結果を出すしかない。(日刊スポーツ評論家)
https://www.nikkansports.com/baseball/column/analyst/news/202508310002153.html
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