カテゴリー: 北海道日本ハムファイターズ

日本ハム加藤武治投手コーチ（47）が試合後、22日ロッテ戦（エスコンフィールド）でエース伊藤大海投手（28）をプロ入り後初の中4日で先発させる理由を明かした。  

　「今、ホークスとこういう状況になってしまって、直接対決で勝つことプラス、やっぱり他に取りこぼしっていうか、他にも絶対勝たなきゃいけないっていう状態、状況になったので、こういう選択。エースを数多くゲームに投げさせるっていう選択ですよね。本当に23日、明後日投げさせて30日っていう選択肢も当然（考えていた）。（現状で伊藤が）30日（に先発しないこと）がないってわけじゃなくて、あと残りの何試合ですか…っていう中で、やっぱ数多くちょっと大海に投げてもらって、チームに勝つチャンスを与える。本当に、作戦としてはそういうことなのかなと思いますね。直接も倒さなきゃいけないし、他でもしっかり勝つ。もうほとんど全部勝たなきゃいけない状況なんで、こういう選択をしたっていうことですね」

　ただ、この試合は１つ誤算が。通算９００試合登板のかかっていた宮西を、九回２死から登板させる予定だったが、ダブルプレーで決着したため、持ち越しに。指揮官は「今季３つの目標があって、優勝することと、大けがをさせない起用法で勝っていくこと、そして宮西君の９００登板。最後に２アウトから、準備はさせてたんですけど。『ダブルプレーかい』って」と苦笑い。「リクエストしようかと思った（笑）。セーフやろって。ってぐらい投げさせたかった」と、冗談も交えつつ悔やんだ。

　奇跡の逆転Vへ、日本ハムが“奥の手”を解禁する。リーグトップの14勝を誇る伊藤大海投手（28）が、プロ5年目で初の中4日で22日のロッテ戦（エスコン）に先発することが決まった。今季残り10試合で首位ソフトバンクとは4・5ゲーム差。極めて厳しい状況だが、チームのためにエースが強行ローテで望みをつなぐ。  　エースの「中4日先発」の解禁に踏み切る。伊藤は23年を最後に中5日の先発は過去5度あるが、以降は疲労を考慮して必ず中6日以上の間隔を空けてきた。だが、18日のソフトバンクとの直接対決で痛恨の逆転負け。16年以来となる9年ぶりのリーグ優勝へ、もう後がない状況で、なりふり構ってはいられない。 

期待を寄せても頼りにしてはいけない  　ルーキーと、けが明けの選手は、期待を寄せても頼りにしてはいけない。私はそう思う。１軍で数試合に登板し、納得のいくパフォーマンスを見せていたなら別だ。または点差。４点リードといった展開ならば納得もいく。いずれにしても古林にとってはタフすぎるマウンドとなった。  

日本ハムの井川伸久オーナーは17日、東京都内で取材に応じ、新庄剛志監督（53）について「続けていただきたい。 辞めていただく理由はない」と来季の続投を希望していることを明らかにした。就任4年目の今季は終盤まで優勝の可能性を残し、首位ソフトバンクを追っている。「非常に評価している。今は優勝争いに集中していただきたい」と話した。  　新庄監督は2022年から指揮を執り、1、2年目はいずれも6位。昨季は2位に躍進した。