カテゴリー: 加藤貴之

　今季国内ＦＡ権を取得した日本ハム・加藤貴之投手（３１）が権利を行使せず、残留することが９日、分かった。近日中に会見を行い、表明する。ＦＡ宣言すれば水面下で動向を注視してきた他球団が獲得に乗り出すことが確実だったが、球団側が複数年の大型契約を提示。「育ててもらったし、残ることが本当に一番だと思っている」と球団への感謝を常々口にしてきた本人も、誠意に応えた。

　今季、国内FA権を取得して去就が注目される日本ハム・加藤貴之投手（31）の名前も候補に挙がっている。その加藤貴はこの日「今週中には答えが出ると思う」とし、近く代理人と日本ハム側と4度目の交渉を行う見通しを示した。

 国内ＦＡ権を取得している日本ハムの加藤貴之投手（３１）が７日、エスコンフィールドで取材に応じ、ＦＡ権の行使について「今週中には答えが出る」と話した。

今季、国内フリーエージェント（ＦＡ）権を獲得した日本ハムの加藤貴之投手（３１）が７日、秋季キャンプ中のエスコンフィールド北海道で取材に応じた。   ６日から有資格者が権利行使できる手続き期間がスタートした。代理人と球団の間で「ある程度まとまったような話はあったので、あともう１回、話をして」と説明。「今週中には答えが出ると思うので、あともう少し待っていてもらえたらありがたいです」と見通しを明かした。   ＦＡ権を行使する選手は１４日までに在籍球団に意思を通知すれば、１５日にコミッショナーからＦＡ宣言選手として公示され、１６日から他球団との交渉が可能となる。

加藤貴と話をしたという高木氏は、宣言して日本ハムと他球団の話を聞くとしている左腕について「残ることが理想だけど、他球団の評価も聞いてみたいということらしい」と代弁。今季、自身初の開幕投手を務め、７勝９敗、防御率２・８７。日本ハムは慰留の方向で「マネーゲームになる可能性もある」と言う。

「ポスティングでメジャー移籍を目指す上沢にまだ条件提示などをしていないが、（国内FA権を取得した）加藤貴にはすでに球団側から最大限の評価、条件提示をしている。これで断られたら納得がいくという条件なので。加藤貴もある程度満足してくれているはずです。あとは本人の他球団との交渉結果を待つだけですが、球団としては最終的に残留してくれると信じている。となれば、残りは上沢が流出した際の穴埋め。そこを外国人、またはトレードで何とかというところです」

「ポスティングでメジャー移籍を目指す上沢にまだ条件提示などをしていないが、（国内FA権を取得した）加藤貴にはすでに球団側から最大限の評価、条件提示をしている。これで断られたら納得がいくという条件なので。加藤貴もある程度満足してくれているはずです。あとは本人の他球団との交渉結果を待つだけですが、球団としては最終的に残留してくれると信じている。となれば、残りは上沢が流出した際の穴埋め。そこを外国人、またはトレードで何とかというところです」