1: それでも動く名無し 2022/12/12(月) 12:54:03.37 ID:+pMzCg6r01212
スズメバチに刺されて難病が判明…中日のドラフト6位・田中幹也が向き合う運命と、主力放出の最下位チームを変える「忍者」への期待
厚労省の指定難病は、338ある。その97番に指定されているのが「潰瘍性大腸炎」である。難病情報センターのホームページによると「潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患」であり、症状は「血便を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛」とある。患者数は人口10万人あたり100人程度とされている。
この病気と闘った野球選手が、ドラゴンズに入ってくる。ドラフト6位の田中幹也(亜大)である。診断されたのは大学3年の夏だった。
「北海道の帯広で合宿をしていたんです。スズメバチに左腕を刺されて、病院に行きました。血液検査をしたところ、ハチとは無関係の数値が悪かったんです」
医師は田中に尋ねた。「血便は出ていませんか?」と。図星だった。その年の春から血便と下痢に悩まされていた。医師に話すと、すぐに帰京するよう言われ、精密検査を受けた。
潰瘍性大腸炎の発病のメカニズムは、今も明らかになっていない。田中は投薬治療を試みたが回復は思わしくなく、10月に大腸の全摘出手術を行った。3ヵ月の入院で体重は11kgも落ちたが、4年春には実戦復帰を果たした。
身長166cm、体重65kg。童顔でもあり、中学生と見間違えるほどだがグラウンドに出れば「忍者」と呼ばれるスピードが武器だ。レベルの高い東都リーグで歴代2位の通算48盗塁。先輩の赤星憲広(元阪神)の45を超えた。早くから田中の存在を知っていた立浪和義監督は、自ら神宮球場に足を運び、実力を確かめた。ドラフト6位だが、荒木雅博がつけた「背番号2」を提示したのは高い評価の表れだろう。12月1日の新人選手入団発表では、立浪監督はこう言っている。
「ドラゴンズの雰囲気を変えてくれる選手。彼の元気はすばらしい」
田中と福にとって支えのひとつとなるのは、同じ病気と闘ってきた同業者の存在だ。潰瘍性大腸炎は、オリックスの安達了一が2016年に判明。しかし、そのシーズンも含めた複数年で規定打席に達し、活躍を続けている。黄色靱帯骨化症も今年8月にDeNAの三嶋一輝が手術を受けている。ドラゴンズのチームスタッフにも闘病経験者がおり、元気に職場復帰している。
「今はできないこと、ドクターに止められていることは何もありません。(昨年の)夏場に落ちた体重も、秋には戻りましたし。まだ会ったことはありませんが、僕が使っているグラブがたまたま安達さんモデルなんです。もし機会があれば、ぜひお話ししてみたいです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fcfae51940c0048659a86bcb87ff5d056994c24
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