1: Ailuropoda melanoleuca ★ 2023/10/04(水) 23:10:06.12 ID:SO8mdrK29
2023.10/4 10:08
中日が今季最終戦となる3日の巨人戦(バンテリンドーム)で敗れ、4日のヤクルトの勝敗次第では球団初の2年連続最下位に沈む可能性を残して、立浪和義監督(54)は就任2年目の戦いを終えた。今夏勃発した「令和の米騒動」はシーズン終了まで終息せず、指揮官の続投を受けて越年の可能性が高まるなか、試合前におにぎり以外の米飯が2カ月間も提供されず苦しんできた竜戦士たちは、「おにぎりだけでは満足できない理由」を激白する。 (山戸英州)
◇
身内から〝兵糧攻め〟を受け続けた貧打線は最後まで併殺崩れの1点しか奪えず、球団ワースト記録へあと「1」に迫る82敗目。1年の労をねぎらう拍手と「立浪、辞めろ!」という怒号が入り交じった最終戦セレモニーで、立浪監督は「今年の成績と私への不満、批判をしっかりと受け止めて秋から再出発します。私には若い選手を一人前にする責任があります。来年期待してください」とこわばった表情でファンに呼びかけた。
1918年の〝本家〟米騒動は2カ月足らずで終息したが、105年後の8月3日に始まった「令和の米騒動」はいまだ終わりが見えない。DeNAから現役ドラフトで今季加入し、開幕から好調だった細川が夏場に不振に陥ると、原因は米飯の食べ過ぎとみた立浪監督がナイター前の提供をストップ。直接の因果関係は不明ながら復調すると、他の選手にも同じ効果を期待して、事前の説明なく試合前の食事会場から保温ジャーを撤去し、米飯は塩なしの小さなおにぎりのみとした。
「球団には管理栄養士もいるが、監督は一切相談せずに決めた」と明かすのはチーム関係者。コメが主食のキューバ出身の守護神、ライデル・マルティネスの抗議により投手陣への制限はわずか1日で撤回されたが、1軍の全野手と球団スタッフは最後まであったかご飯にありつけなかった。
ある選手は「食べ過ぎ」と指揮官に密告されないよう、おにぎりを複数回に分けて確保し空腹を満たしてきたが、それでも「どんぶり飯とは感覚が全く違う」と嘆く。練習中にグラウンドで体を動かし消費したカロリーは、試合前の食事で効率よく補う必要がある。ホームなら午後4時前に練習を終え時間に余裕を持って食事を取れるが、ビジターでは練習後シートノックもこなすため、食事に10分もかけられない日もあり、「どんぶり飯なら短時間で食べられて効率がいい」と話す。
チーム関係者は「暑い夏場に食事量が落ちる選手は、無理にでも腹に入れないと体力がもたないが、冷たくて小さいおにぎりでは食も進まない。ジャーに入った温かい白米の方がやはりおかずとも相性がいい」と指摘。「試合前にしっかり食べられず、イライラした状態でゲームに入る選手もいた」と証言する。
今や中学や高校の野球部でも食事はトレーニングの一環と位置づけられ、選手には栄養学の見地から体作りや体調管理の指導が行われている。プロともなると、全選手の体脂肪率などをこまめに測定のうえ、各自の状態に合わせて試合前の米飯の摂取量を設定し、食が細い選手には本人の希望以上に食べるよう指導する球団も珍しくない。
こうした〝食トレ〟の分野で中日が後れを取っているのは明らか。管理栄養士が定期的にホームの試合を訪れ選手に食事の指導を行ってきたが、立浪監督の一声で科学的根拠も不明瞭な食事制限を一律に科したことで、「栄養士も対応に困っている。栄養バランスはご飯をしっかり食べられることを前提に考えてきたから…」(前出関係者)という有様だ。
立浪監督の続投により米騒動が来季まで続く懸念はもちろん、育成環境への不安から今秋ドラフトを前に指名の断わりを入れる有力候補が続出する恐れも。現政権が抱えるさまざまな問題点を浮き彫りにした「令和の米騒動」。指揮官に再考を求めるなり、その意図を選手に代弁するなりができる補佐役の不在は、今オフの内閣改造で解消されるだろうか。
https://www.zakzak.co.jp/article/20231004-WKNAKADEYNJBZGINFI44RPOAOU/
中日が今季最終戦となる3日の巨人戦(バンテリンドーム)で敗れ、4日のヤクルトの勝敗次第では球団初の2年連続最下位に沈む可能性を残して、立浪和義監督(54)は就任2年目の戦いを終えた。今夏勃発した「令和の米騒動」はシーズン終了まで終息せず、指揮官の続投を受けて越年の可能性が高まるなか、試合前におにぎり以外の米飯が2カ月間も提供されず苦しんできた竜戦士たちは、「おにぎりだけでは満足できない理由」を激白する。 (山戸英州)
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身内から〝兵糧攻め〟を受け続けた貧打線は最後まで併殺崩れの1点しか奪えず、球団ワースト記録へあと「1」に迫る82敗目。1年の労をねぎらう拍手と「立浪、辞めろ!」という怒号が入り交じった最終戦セレモニーで、立浪監督は「今年の成績と私への不満、批判をしっかりと受け止めて秋から再出発します。私には若い選手を一人前にする責任があります。来年期待してください」とこわばった表情でファンに呼びかけた。
1918年の〝本家〟米騒動は2カ月足らずで終息したが、105年後の8月3日に始まった「令和の米騒動」はいまだ終わりが見えない。DeNAから現役ドラフトで今季加入し、開幕から好調だった細川が夏場に不振に陥ると、原因は米飯の食べ過ぎとみた立浪監督がナイター前の提供をストップ。直接の因果関係は不明ながら復調すると、他の選手にも同じ効果を期待して、事前の説明なく試合前の食事会場から保温ジャーを撤去し、米飯は塩なしの小さなおにぎりのみとした。
「球団には管理栄養士もいるが、監督は一切相談せずに決めた」と明かすのはチーム関係者。コメが主食のキューバ出身の守護神、ライデル・マルティネスの抗議により投手陣への制限はわずか1日で撤回されたが、1軍の全野手と球団スタッフは最後まであったかご飯にありつけなかった。
ある選手は「食べ過ぎ」と指揮官に密告されないよう、おにぎりを複数回に分けて確保し空腹を満たしてきたが、それでも「どんぶり飯とは感覚が全く違う」と嘆く。練習中にグラウンドで体を動かし消費したカロリーは、試合前の食事で効率よく補う必要がある。ホームなら午後4時前に練習を終え時間に余裕を持って食事を取れるが、ビジターでは練習後シートノックもこなすため、食事に10分もかけられない日もあり、「どんぶり飯なら短時間で食べられて効率がいい」と話す。
チーム関係者は「暑い夏場に食事量が落ちる選手は、無理にでも腹に入れないと体力がもたないが、冷たくて小さいおにぎりでは食も進まない。ジャーに入った温かい白米の方がやはりおかずとも相性がいい」と指摘。「試合前にしっかり食べられず、イライラした状態でゲームに入る選手もいた」と証言する。
今や中学や高校の野球部でも食事はトレーニングの一環と位置づけられ、選手には栄養学の見地から体作りや体調管理の指導が行われている。プロともなると、全選手の体脂肪率などをこまめに測定のうえ、各自の状態に合わせて試合前の米飯の摂取量を設定し、食が細い選手には本人の希望以上に食べるよう指導する球団も珍しくない。
こうした〝食トレ〟の分野で中日が後れを取っているのは明らか。管理栄養士が定期的にホームの試合を訪れ選手に食事の指導を行ってきたが、立浪監督の一声で科学的根拠も不明瞭な食事制限を一律に科したことで、「栄養士も対応に困っている。栄養バランスはご飯をしっかり食べられることを前提に考えてきたから…」(前出関係者)という有様だ。
立浪監督の続投により米騒動が来季まで続く懸念はもちろん、育成環境への不安から今秋ドラフトを前に指名の断わりを入れる有力候補が続出する恐れも。現政権が抱えるさまざまな問題点を浮き彫りにした「令和の米騒動」。指揮官に再考を求めるなり、その意図を選手に代弁するなりができる補佐役の不在は、今オフの内閣改造で解消されるだろうか。
https://www.zakzak.co.jp/article/20231004-WKNAKADEYNJBZGINFI44RPOAOU/
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