日ハム山崎福也「やっぱり勝ちたかった」同じ病に倒れた友にささげた魂の100球

1 :名無しの大航海 00:00:00:00 ID:fightersmatome
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顔中から噴き出す汗に、懸ける思いがにじんでいた。移籍後初登板で初黒星。日本ハム・山崎は「やっぱり勝ちたかった。申し訳ない」と天を見上げた。エスコン2年目の幕開けとなった本拠開幕戦で7回途中6安打3失点。史上12人目となるFA移籍1年目での初登板初勝利はならなかった。   3万728人の拍手に「幸せだった」と4回まで快投。5回に先制2ラン、7回に適時打を浴びたが、オリックス時代の22年9月20日以来、560日ぶりにコンビを組んだ伏見と丁寧にゲームメイク。新庄監督も「勝ちをつけてあげたかった。反省する必要はない」と熱投をたたえた。   

勝ちたかった―。

15歳の時に生存率10%の大手術を乗り越えた経験がある左腕。この日は同じ脳腫瘍を患い、昨年1月に21歳の若さで亡くなった勝又祐輔さんの家族を招待していた。日大三時代から親交があり、試合前には「YUSUKE 18」と記した特注ユニホームを父の伸幸さん(57)、母の佐都美さん(57)、姉の郁乃さん(25)へサプライズプレゼント。静岡から駆けつけた両親は「福也さんと祐輔の2人に招いてもらった」と声を震わせた。魂を込めた100球。きっと祐輔さんに届いたはずだ。(堀内 啓太)

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