大谷翔平、急転先発回避の舞台裏 右脇腹に痛み 指揮官「彼は『きょうはその日じゃない』と言った」
エンゼルスの大谷翔平投手が一度は発表された「2番・指名打者」でのスタメン出場を回避した。試合前のクラブハウスで一体、何があったのか。試合前のベンチで取材に応じたネビン監督が明かした。
試合開始2時間半前のクラブハウスにネビン監督のムスタカスを呼ぶ声が響き渡った。すでにベンチスタートが決まっていたベテラン内野手が監督室へ向かう。その直後、球団は1時間前に発表していたラインアップを変更。同選手が大谷に代わってDHで出場することが明らかになった。
大谷は4日の試合前にフリー打撃を行った際に右脇腹に張りを訴えて練習を中断。予定されていたスタメン出場を回避した。5日の試合後には検査結果が明らかになり、ネビン監督は「ほんの少しの炎症がある。けがというほどのことではない」と軽症を強調。前日の試合後には「明日の出場は現実的だと思う」と復帰を示唆した。
試合開始2時間前のベンチで取材に応じたネビン監督が“舞台裏”を明かす。「昨日の会話では彼は本当にいい感じだったし、きょうの出場に自信を見せていた。球場入りしてからトリートメントを受け、ウォームアップをして室内ケージで何スイングがしたが、100%の状態じゃないと感じたようだ。彼は私のところに来て『きょうはその日じゃない』と言ってきた」。
室内ケージでは素振りだけでなく、実際に球を打った大谷。試合開始直前の出場回避により患部の状態を悪化させたことも考えられるが、指揮官は「必ずしも悪化とは思わない」と否定しながら「ただ、スイングした時にまだ痛みがあるようだ」と現状を伝えた。
残り18試合。今後の復帰について「明日かもしれないし。水曜日かもしれない。その後は(3日後は)試合がないからその後で話し合うかもしれない」とネビン監督。「彼はプレーしたがっている。それがカギだ」と言った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58ee8d4a07cdc8c82c8177a31649e4990d8085a2
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