1: それでも動く名無し 2023/07/23(日) 23:33:22.84 ID:d9RCI0Wwp
ピサロの仲間入りにモヤッ
1990年にファミコン用RPGソフトが発売された『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は、1章ごとに主人公を変えながら展開するオムニバス形式の作品です。第5章は主人公の故郷がピサロ率いる魔物の大群によって滅ぼされるところから始まり、師匠や親友をいっぺんに失った主人公にとってピサロは最も憎むべき相手のはずでした。
ところがPlay Station以降のリメイク版では、そんなピサロを新たな仲間として迎える展開が追加されています。仇であるピサロをすんなりと受け入れた主人公に納得できないプレイヤーも多かったようで、ネット上には「育ての親、親友、村を滅ぼしたやつと一緒に冒険するなんて主人公どうかしてるだろ」「リメイクはピサロの仲間入りが本当無理。再プレイしても5章で終わらせる」といった声が上がっていました。
しかもピサロから村を滅ぼしたことへの謝罪は一切なく、それどころか彼を村の跡地へ連れて行くと、「わたしは 信念にもとづき この村を滅ぼしたまでだ。少しも まちがった事をしたとは 思っていない」と言われる始末……。このときの主人公は、一体どんな顔で彼の言葉を聞いていたのでしょうか。
●キーファの離脱に思わず「種返せ!」
逆に『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』では、「仲間の永久離脱」がプレイヤーの怒りを買っていました。同作は「魔物がいる過去」と「魔物のいない現在」を行き来しながら謎を解き明かす構成となっており、過去のとある島では主人公の幼馴染・キーファがユバール族の踊り子・ライラと恋に落ちる展開を迎えます。そして彼女とユバール族を守るため、キーファは過去の世界に残ることを希望するのです。
バトル面でのキーファはHPや攻撃力が高く、優秀なアタッカー要員でした。キーファのレベルを上げ、「ちからのたね」などのステータス上昇アイテムを与えた人もきっと多かったはずです。しかしそんな時間と労力は、キーファの離脱によってすべて水の泡となり、「種返せ!」「種泥棒!」と悲痛な叫びを上げるプレイヤーが続出しました。
なおキーファが過去に残る話を切り出し、「わかってくれるよな?」と問いかけられた際には、画面上に「はい」「いいえ」の選択肢が表示されます。しかし「いいえ」を選んでも、キーファに笑われて有耶無耶にされるだけ。それ以降は主人公や仲間たちも何も言えず、結果的に引き止めることはできません。
主人公にとってキーファは親友です。親友の決断を尊重するのは素晴らしいことですが、主人公がキーファをもっと強く引き止めていれば、プレイヤーの努力も無駄にならずに済んだのではないでしょうか。
1990年にファミコン用RPGソフトが発売された『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は、1章ごとに主人公を変えながら展開するオムニバス形式の作品です。第5章は主人公の故郷がピサロ率いる魔物の大群によって滅ぼされるところから始まり、師匠や親友をいっぺんに失った主人公にとってピサロは最も憎むべき相手のはずでした。
ところがPlay Station以降のリメイク版では、そんなピサロを新たな仲間として迎える展開が追加されています。仇であるピサロをすんなりと受け入れた主人公に納得できないプレイヤーも多かったようで、ネット上には「育ての親、親友、村を滅ぼしたやつと一緒に冒険するなんて主人公どうかしてるだろ」「リメイクはピサロの仲間入りが本当無理。再プレイしても5章で終わらせる」といった声が上がっていました。
しかもピサロから村を滅ぼしたことへの謝罪は一切なく、それどころか彼を村の跡地へ連れて行くと、「わたしは 信念にもとづき この村を滅ぼしたまでだ。少しも まちがった事をしたとは 思っていない」と言われる始末……。このときの主人公は、一体どんな顔で彼の言葉を聞いていたのでしょうか。
●キーファの離脱に思わず「種返せ!」
逆に『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』では、「仲間の永久離脱」がプレイヤーの怒りを買っていました。同作は「魔物がいる過去」と「魔物のいない現在」を行き来しながら謎を解き明かす構成となっており、過去のとある島では主人公の幼馴染・キーファがユバール族の踊り子・ライラと恋に落ちる展開を迎えます。そして彼女とユバール族を守るため、キーファは過去の世界に残ることを希望するのです。
バトル面でのキーファはHPや攻撃力が高く、優秀なアタッカー要員でした。キーファのレベルを上げ、「ちからのたね」などのステータス上昇アイテムを与えた人もきっと多かったはずです。しかしそんな時間と労力は、キーファの離脱によってすべて水の泡となり、「種返せ!」「種泥棒!」と悲痛な叫びを上げるプレイヤーが続出しました。
なおキーファが過去に残る話を切り出し、「わかってくれるよな?」と問いかけられた際には、画面上に「はい」「いいえ」の選択肢が表示されます。しかし「いいえ」を選んでも、キーファに笑われて有耶無耶にされるだけ。それ以降は主人公や仲間たちも何も言えず、結果的に引き止めることはできません。
主人公にとってキーファは親友です。親友の決断を尊重するのは素晴らしいことですが、主人公がキーファをもっと強く引き止めていれば、プレイヤーの努力も無駄にならずに済んだのではないでしょうか。
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