【楽天】安楽智大にハラスメント疑惑 複数選手訴えで森井誠之球団社長「しっかりと調査する」
楽天の複数選手が、安楽智大投手(27)から受けたハラスメント行為を球団側に訴えていることが24日、分かった。ある若手選手はロッカールーム内で下半身を露出させられた行為を訴え、また、かつて在籍した元選手は頭部を平手打ちされる暴力行為があったことを主張。森井誠之球団社長(49)は「私の耳にも入ってきている」と被害報告があることを認めた上で「しっかりと調査する」と説明。球団のコンプライアンス担当者も交えて安楽本人や選手へヒアリングを行うと明言した。
年下の複数選手が安楽からのハラスメント行為を球団に訴えていたことが明らかになった。安楽は21年に自己最多の58試合に登板。今季も57試合で3勝(2敗)、防御率3・04、10ホールドと、楽天中継ぎ陣の主力として活躍してきた。一方で後輩選手から限度を超えた行為が球団に報告されていた。
仙台市内で取材対応した森井球団社長は「大前提としてハラスメントというのはどんなことがあっても許してはいけない。これは間違いない。私の耳にも入ってきている状況ではありますので、そこは全く聞いていないということはありません」と選手から訴えがあった事実を認めた。
安楽は後輩を食事に誘うことが度々みられ、その際、断る回数が多い選手に対しては態度を豹変(ひょうへん)させることがあったという。ある選手は「断った次の日はあいさつをしても無視される。『予定があります』と言っているのに、断った日の夜中2時くらいに7、8回くらい電話がかかってきたこともあります」と証言した。
また、別の選手は「『来月の予定を教えて』と言われ、1か月先の予定を確認される。家族と予定を入れたい日があっても『それ以外の日は全部空いているだろう』と、また無理やり誘われる」と何度も強要されたとした。
さらにシーズン中のロッカールームでは逆立ちを強要された上で、下着をずらして下半身を露出させられたという。この現場を見ていた複数の選手は「あれはいじめです」とまで話した。また、その場に田中将も居合わせていたという証言もあり「その状況を見て笑っていた」と話す選手もいた。
また、過去に在籍していた元選手は21年2月の沖縄キャンプ中に頭部を平手でたたかれ「むち打ちみたいになった」と暴力を受けたことを明かし、精神的なショックを受け、その後の練習に大きな支障をきたした事実も告白した。
すでに訴えを起こしている選手に加え、退団している元選手を含めると、安楽からのハラスメントを主張する選手は10人以上に上るという情報もある。森井球団社長は「しっかりと調査する」と真相究明に全力を尽くすとした。25日に安楽の契約更改交渉が仙台市内で予定されており、動向に注目が集まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1cfb8451788cedb697217dd2a3c5e19363e9c66
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