1: 名無しさん 2023/12/30(土) 07:24:00.17 ID:0Ah80bzv0
5分で終わる戦力外通告の“リアル” 苦しんだ8年…ドラ1右腕が感じた「あっけなさ」
あっけない幕切れだった。フェニックス・リーグ中のオフ前日のある日。夜7時頃、ホテルの自室で1人、寛いでいたところに電話が鳴った。球団の編成担当者からだった。「明日の朝の飛行機で福岡に帰ってきて」。短い電話だった。「若干、心の準備はしていた」と覚悟していたとはいえ、最初は何か別の要件ではないか、とも思った。
「最初はファーム選手権でドーピング検査の対象だったので、それに、なにか引っかかったのかなとかも考えました。トレーナーの方にも確認したんですけど、違ったので、そういうことか、と」
明日、戦力外通告を言い渡される――。時間が経つにつれて、その現実を受け止めた。「去年のオフも覚悟していましたし、今年も同じように1軍での登板がなかったので覚悟はしていました。でも、いざ電話が来たら、ポッカリと心に穴が開いたというか、震えたというか。自分の中で覚悟を決めていても、悔しい、寂しい気持ちが湧いてきました」。翌朝、宮崎から空路、福岡に戻ると、指定された市内のホテルに赴いた。
球団が用意した部屋に入ると、そこには三笠杉彦取締役GMと永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長、別の編成担当者が待ち受けていた。「球団で話し合った結果、来季は契約をしないことを決めました」「セカンドキャリアの部分であったり、次にこういうことがしたいということがあれば、相談してくれたら力になるから」。来季の契約を結ばない旨を通告された。
球団幹部との会話はものの5分ほどで終わった。噂には聞いていたものの、それを現実に味わうと“あっけなさ”も感じた。「『わかりました。ありがとうございました』って言って部屋を出ました。正直、あっけないな、と思いました。こんな感じで終わっちゃうんだ、と」。フロント側の思いも分かる。毎年、何人もの選手に非情な通告をしなければならない。だからこそ「心を鬼にして、ではないですけど、あえて感情を出していない」と受け止めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc01cf855d782776cfa764d5dfcc6d930a17942c
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