大竹「ホークス時代は『なんで球が遅いんだ』と指摘されることが多かった」

大竹 「はい。ですのでホークス時代は『なんで球が遅いんだ』と指摘されることが多かったのに、タイガースに移籍して『なんでそんなにコントロールがいいの』と褒められるようになったんですよね。自分は何も変わっていないのに、チームが変わって急に序列が上がったような不思議な感覚でした。そのおかげで、自分の弱点に目を向けるのではなく、長所を活かしながら投げられるようになりました。

メンタルトレーニングに取り組むようになったのも移籍がきっかけです。結果を残せなければプロ野球選手として後がないという危機感、緊張感から変化を求めての試みだったので、もしあのままホークスにいたらメンタルの重要性に気付けなかった可能性は高いです。そう考えると、移籍によって強制的に環境を変えざるを得ない状況になったこと、そして、移籍先のチームカラーが僕に合っていたことは幸運でしたね」

https://qualities.jp/article/ohtake49