ソフトバンク・和田毅 シーズン終盤の引退試合は固辞、内密の引退決断「王会長に知らせたのも昨日の朝」

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ソフトバンク・和田毅 シーズン終盤の引退試合は固辞、内密の引退決断「王会長に知らせたのも昨日の朝」

 現役引退を発表したソフトバンクの和田毅投手(43)が5日、福岡市内で記者会見を行った。

 「私、和田毅は今シーズンをもって引退します。たくさんの方からメールとか電話いただいて、返信もできていないんですが、この場を借りて伝えさせていただきます」とあいさつ。

 引退決断は小久保監督らごく一部にしか伝えておらず「内密に進めてきた」という。「漏らしたくないと思ってやってきた。王会長に知らせたのも昨日の朝。祝勝会があったので選手たちにも伝えたのは昨日で。いろんな方にも昨日夕方くらいから電話していた。球団の方からは今後の話というのもしっかりやれたらと言っていただいた。ありがたいし、やっていきたいと思う」とし、「引退試合はしなかったけれど、来年3月にセレモニーになるのか、引退試合になるのかわかりませんが、そこでお願いしたいと球団には伝えています」と述べた。

 最後まで周囲に言わなかった理由を聞かれ、「いろんな人の考え方はありますけれど、ホークスは優勝したし、優勝して引退試合とか引退の報告をして、ファンや選手もそうですし、空気的に自分で言うのも変なんですけど、和田のために日本一になろうとかそういう空気には絶対したくなかった」と胸中を吐露。

 「自分もチームにほとんど貢献できていないし。優勝したのはまぎれもなくチーム全員の力だし、ファンの声援あっての優勝。それに私情を挟んではいけないと思ったし、自分のためにという空気だけはやってはいけない。みんなの力でCSとか日本シリーズを戦ってほしいと思った。球団の方から引退試合とかお話いただいたんですけど、そこは固辞といいますか…させていただきました」と明かした。

 和田は昨秋に就任した小久保監督から開幕ローテーション入りを確約され、本拠地開幕戦を任されたものの、負傷により回避。今季は先発で2勝に終わったが、シーズン終盤では救援としてプロ初ホールドを記録するなど存在感を示していた。

 ただ、ポストシーズンへ向けた10月13日の実戦形式マウンドで左足を痛め、CSファイナルS、日本シリーズでは登板がなかった。球団側は来季も戦力として評価していたが、日本シリーズ終了翌日の4日に和田から引退の申し出があり、チームも了承した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/783224d62b86b9d90a7ee455a7105cf3414656ad


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