【阪神】藤川監督 救急搬送の石井の容体を説明「広岡選手もつらいところあると思う」
あまりにもショッキングなシーンだった。
阪神・石井大智投手(27)が6日のオリックス戦(甲子園)の9回に2番手として救援登板したが、先頭・広岡の痛烈なピッチャー返しが右側頭部に直撃し、担架に乗せられたまま球場外に待機していた救急車で病院へ運ばれた。
石井がマウンド上でピクリとも動けずに倒れ込むと、事態の深刻さを察した4万2637人の大観衆も水を打ったように静まり返った。ナイン、チームスタッフが心配そうに輪をつくる中、応急処置を施された右腕はストレッチャーで慎重にバックヤードへ運ばれた。
「チームドクターに診てもらって意識もはっきりある状態。今は念のためにCTを撮るために病院に行っている。やはり脳、頭なので今の症状と今後の症状と、経過を見守らないといけないので」。
試合後の藤川球児監督(44)は沈痛な表情で状況を説明した。延長10回の戦いの末、1―0のサヨナラ勝ちで決着したゲームだったが表情は厳しいまま。「我々もオリックスさんも両チームが心配しているところ。厳しい中でアスリートが戦っているということは分かっていただけると、選手も戦いがいがあると思います」と語った。
「広岡選手も素晴らしい打球だったのですが、こちらに対して申し訳ないという表情もありましたので。精一杯戦っていればこういうこともある。気持ちもつらいところがあると思う」と結果的に打球を当ててしまった広岡を気遣った指揮官は「また明日、彼にも元気でプレーしてもらいたい」とし、会見を終えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9834ed7a8a93c6fd6340e79949b75d7f452fc975
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