イチローさん「強めに言うと嫌いな言葉」明かす「僕は到底理解できなくて…」高校生からの質問に”本音”トーク

イチローさん「強めに言うと嫌いな言葉」明かす「僕は到底理解できなくて…」高校生からの質問に"本音"トーク

　初日の8日は長岡市の悠久山球場で行われた。同球場はイチローさんが1993年に近鉄・野茂英雄からプロ初ホームランを放った思い出の地。中越に加え、糸魚川白嶺、高田商、新井、柏崎、柏崎常磐、柏崎総合の5校による連合チームも参加。ランニングやキャッチボールでともに汗を流し、打撃練習を視察、指導した。

　2日目の9日は中越高のグラウンドでの打撃練習などで指導し、室内練習場での座学も行った。

　選手から「一番うれしかった瞬間は」と質問されたイチローさんは「僕が楽しかった時は、プロに入って18、19、20の3年間は純粋に楽しくやれた。やればやるほど、うまくなれる瞬間。いろんなことを学んだ。プランがあって、そこに向かっていく手応えがあった時は楽しかった」と述懐。だが、レギュラーとなった3年目からは「給料も安くて、責任感もない。それが立場が変わればやることが当然、となって責任感が大きくなっていく。そういう楽しさは全くなくなりました」と振り返った。

　そして「最近の楽しもうよ、という感覚が高校生にも出てきている。僕は気持ち悪くて。楽しいのは先にある。鍛錬を重ねて、結果が出る充実感が楽しいです」といい、「楽しむというのが、僕は到底理解できなくて、強めに言うと嫌いな言葉。そうなるために、だいぶ苦しむ」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a23e20378440a033091a432fd648a38238a8727f