カテゴリー: ビッグボス・新庄監督

記録は安打。目いっぱいのプレーだったが、新庄監督は「まあプロならね、追い付いたならグラブに収めて欲しい」と、あえて注文を付けた。その上で「あの辺がまだ若さというか、力んでしまってグラブに当たって弾くというね」と指摘。九回、遊撃・細川の送球ミスにも「ああいうところが勿体ないね。せっかく打ったのに」とぼやきを連発した。  

２人は守備能力が高く、この日も再三の好プレーを見せた。それだけに「球際の強さはほしいですよね。あそこで一つしっかり球際を捕ってね」と、さらなる成長を求めた。

4－3でソフトバンクが勝利。試合後に藤本監督の会見が始まると、インタビューの序盤で新庄監督が会見場に姿を現し、無言だったが笑顔で藤本監督に拍手を送った。相手指揮官の予想外の動きに表情を変えなかった藤本監督だが「おめでとうっていうことなんかな」と苦笑い。「日本ハムは本当に強いチームですよね。あなどれない。これからもっと強くなると思います」と話した。

藤本監督は以前「現役で最後オリックス行ったときにね、（新庄監督と）マンション一緒やったんですよ。いつも出る時間一緒やって、ぼくが出るのを待ってくれてた。礼儀正しい子ですよ」と意外な縁を明かしていた。

試合後、新庄監督は「負けはしましたけど、追いついて、いい試合でしたね。こういう時もある」と、サバサバと振り返った。江越の一発には「レフト一歩も動かず、びっくりしたね」と驚きとともに称賛。「最後も期待したけど。激しい争いしてもらって」と、ハッパをかけた。

日本ハム新庄剛志監督（51）が、ソフトバンク藤本博史監督（59）に異例の称賛を送った。4－3でソフトバンクが勝利。試合後に藤本監督の会見が始まると、インタビューの序盤で新庄監督が会見場に姿を現し、無言だったが笑顔で藤本監督に拍手を送った。相手指揮官の予想外の動きに表情を変えなかった藤本監督だが「おめでとうっていうことなんかな」と苦笑い。「日本ハムは本当に強いチームですよね。あなどれない。これからもっと強くなると思います」と話した。

 昨秋のトレードで日本ハムに加入した山田遥楓内野手が１軍初昇格。早速遊撃でスタメン出場したが、最初の守備機会となった１回無死一塁で遊ゴロを二塁へ悪送球し、３失点の一因をつくってしまった。守備力には定評があるだけに、山田は「あれで試合が決まったようなもの。申し訳ない」と猛省した。   試合後、新庄監督は「難しい打球だった。あれはセカンド（加藤豪）にカバーしてほしかった」と山田を責めなかった。２軍では打率５割超と好調だけに、再びチャンスを与えそうだ。

 （明日の４番打者を聞かれて）
  「４番に３人ぐらい入れたいですけど（笑）。マルティネスもいいし、万波君もいいし、野村君も打ったし、幸太郎君も打ったし。郡司君も？そうかそうか！いや～ひと昔前の巨人打線だね」

日本ハム新庄監督 開幕前から威勢が良かったが…実は今季も優勝なんて目指していない根拠

「昨季はもちろん、今季も誰がどう見ても戦力的に厳しい。優勝はまず無理です。チーム内で新庄監督が本気で優勝を目指していると信じている者はほとんどいないのではないか」  

新庄監督は単年契約だが、もともと頭には3年計画がある。就任直後に出版した自著「スリルライフ」に「2年目は勝ち癖をつけ、3年目で優勝争いをする」と書いていることからも明らかだ。  
昨季とは形式こそ違うが、今季も戦力の底上げの年。振り返れば、シーズン序盤から「選手たちは成長している」としきりに繰り返してきた。最終的に続投の判断は球団がすることとはいえ、新庄監督の照準はハナから来季に向いていたのだ。