カテゴリー: ビッグボス・新庄監督

反撃ムードを失ったのは１点を追う三回。２死から代打・古川が右翼線二塁打で出塁。だが、次打者・松本剛のライナー性の左前打でスタートを切らず、三塁に止まる痛恨のボーンヘッド。続く野村も遊ゴロに倒れ、同点機を逸した。安打を打っていた古川だったが、次の打席で代打を送られた。   新庄監督は試合後、報道陣への対応はなかったが、球団を通じてコメント。古川のミスにだけ触れ「アウトカウント間違い。あんなミスをしていたら勝てない」と怒りをにじませた。 

自身の采配も的中。細川が成功させたスクイズの場面は「なかなか試合出る機会ないが、去年からずっと、無茶苦茶な作戦でいろんなことをさせて、その経験があったからこそ、ああいう場面で一発で決めてくれて。ヒットを打った選手より嬉しかった」と会心の笑みを浮かべた。  

４月後半から投打がかみ合い始め、５月は３勝１敗で借金５。
「選手が本当に成長してくれている喜び。去年からやらせてもらってきて、やってきたことは間違いなかったという気持ちになって、嬉しくなりましたね。今日は落ち着けなかった。嬉しかったなあ」。監督２年目、新庄日本ハムが勢いに乗り始めている。

日本ハムの新庄剛志監督（５１）が、まるで戦隊ヒーローが乗りそうなド派手な「ランボルギーニカウンタック５０００クアトロバルボーレ」で球場入りした。   黒をベースに赤い模様、無数の金色のラインがラッピングされたもの。モチーフは自身がデザインしたユニホームで、車も新庄監督がデザインを監修した。ガルウイングのドアを開けて報道陣の前に降り立つと「運転してきたらみんな渋滞するくらいガン見。２０台くらい止まって」と笑った。