①2024年には多くのnice playsがあったね。ひょっとして最も珍しかったのは広島・矢野雅哉選手のinside the park home runだったんじゃないかな。Bang-bang playにならずに余裕でセーフだったのに彼はslid headfirst。あれは実に我らの阪神・糸原健斗選手以来、2年ぶりだったらしい。 糸原選手の場合はplay at the plateは間に合わず、捕手のtag outの試みは報われなかった。だけど捕手は走路に立ち、糸原選手は彼のshin guardsに当たった。メチャクチャexciting playだった。
②もう一つの珍プレーは巨人・岡本和真選手のground rule doubleだった。彼はbatter’s eyeを狙ってただろうけどswing for the fencesの結果、打球が上がりすぎて天井の懸垂物に挟まってしまった。 インフィールドフライのはずだがRBI doubleになって走者の門脇選手がscoreした。それも野球の醍醐味の一つですね。
③“日本野球あるある”なのはbunting for a hit. 時には監督がslash buntに切り替えることもある。そういう時にhigh bounceのgrounderになることが多いが、時には内野と外野の間にポツンと落ちるblooperになることもある。 投手もバントを要求されることが多い。2回失敗してもbunt with two strikesと強行されることになるし、check swingを止めることができない結果は三振だ。最高の結果はjerseyをかするhit by pitchで怪我をせずに出塁できるケースだね。
⑤投手についても話そう。投げ方は色んなスタイルがあるよね。一番多いのはoverhandでしょうね。だからこそsidearmerやsubmarinerが貴重な存在だ。また青柳晃洋投手のような変則の投手もいるよね。青柳投手といえばfrom the stretchで投げることが多く、またslide stepが早くて打者を翻弄するのが得意。悪い面でいうとコントロールが定まらないことが時折あって、walkの数が目立つ。彼のゴロ率は高いけど、その反面、内野手のthrough the wicketsで足が引っ張られることもある。メジャーに挑戦する青柳投手を応援したい。先発は厳しいかもしれないが、set-up manとして通用すると思うよ。
さぁみなさん、どのくらい理解できたかな?和製英語の野球用語は以下の通り。
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①nice play=ファインプレー/inside-the-park home run=ランニングホームラン/bang-bang play=クロスプレー/slide headfirst=ヘッドスライディング/play at the plate=バックホーム/tag out=タッチアウト/shin guards=レガース/exciting play=ハッスルプレー
②ground-rule double=エンタイトルツーベース/batter’s eye=バックスクリーン/swing for the fences=フルスイング/RBI double=タイムリーツーベース/score=ホームイン
③bunt for a hit=セフティーバント/slash bunt=バスター/high bounce=バウンドが高い/grounder=ゴロ/blooper=ポテンヒット/bunt with two strikes=スリーバント/check swing=ハーフスイング/jersey=ユニホーム/hit by pitch=デッドボール
④steal home=ホームスチール/TOOTBLAN=ボーンヘッド
⑤overhand=オーバースロー/sidearmer=サイドスロー/submarine=アンダースロー/from the stretch=セットポジション/slide step=クイックモーション/walk=フォアボール/through the wickets=トンネル/set-up man=セットアッパー