そういう意味では、「申告三振」は導入してもいいという考えになるのは自然だろう。
ただし、これは突き詰めていくと、打つ気がない投手に打席が回ってくることに問題があるということになる。「申告三振」は時間短縮になるが、観ているファンがおもしろいかと言えば、そうとも言えないだろう。想定しているのは、セ・リーグ本拠地での交流戦や日本シリーズ。私は以前から主張しているように、試合時間の短縮という観点はひとまず横に置き、セも指名打者(DH)を導入する変更を支持したい。
セ・リーグ 屋外球場の酷暑期デーゲームは実施されず NPB発表 選手会の要望実る 開幕試合は15分おきにスタート
NPBは15日、試合時間が入った今季の試合日程を発表。開幕試合は15分おきにプレーボールがかかる形になった。
マツダスタジアムで行われる広島-阪神戦は午後6時試合開始。東京ドームで行われる巨人-ヤクルトは午後6時15分開始となった。
さらに横浜スタジアムで行われるDeNA-中日戦は午後6時30分プレーボールと決まった。
さらに今オフ、選手会が要望を出していた夏場の屋外球場デーゲーム開催については、7月、8月はゼロに。
ここ数年、気温上昇が顕著となっており会沢選手会長が昨年12月の事務折衝で「12球団として考えてくれないか」という要望を出し、「日程調整を含めて検討していただける」との回答を得ていたことを明かしていた。
昨年は7月13日にマツダスタジアムで14時開始の広島-ヤクルト戦が実施されていたが、今年のセ・リーグに関しては最後の屋外球場デーゲームが6月29日に神宮球場で行われるヤクルト-阪神戦になる。
以降は9月13日にマツダスタジアムで行われるヤクルト-中日戦までは実施されない。
福岡○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 【V】
日公○○○○○○○○○○○○○○○ 【2位】
千葉○○○○○ 【3位】
楽天●●●●● 【4位】
檻牛●●●●●●●●●●●●●● 【5位】
西武●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 【最下位】 全日程終了
2位:巨人
ライデル、田中、甲斐など補強を進めているが、菅野(15勝3敗、war2.8)の抜けた穴はあまりにもデカい。
打力は可もなく不可もなくレベルだが、守備が素晴らしいので阪神より下にはならないだろう。
6位:広島
もともと最下位に近いの戦力層(war18.6)で、異常打低がなくなると本格的に貧打が露呈するだろう。
大した補強ができていないのと、主力が高齢化している事もマイナス。ヤクルトが大爆死したら知らん(可能性は低いと思う)。
セ・リーグの「指名打者制」導入進まぬ背景 今や野球界には必要不可欠であり、国際基準なのに…
先月20日に都内で行われたプロ野球のオーナー会議で、来季から二軍戦で「タイブレーク制」を試験的に導入することが決まった。
タイブレーク制とは延長に入った際、走者を置いた状態で攻撃を始めるシステム。
現時点では「無死一、二塁」または「無死二塁」から開始する案が検討されているようだが、どちらでも試合決着はこれまでより確実に早まる。
今季から二軍戦で試験導入された投手の投球間隔を制限する「ピッチクロック」とは異なり、タイブレーク制は試合に出場する選手の負担軽減にもつながる。二軍戦に限った導入とはいえ、試合時間短縮の恩恵を受けるファン、選手には朗報だろう。
そんな球界改革が着々と進む一方、制度変更の機運が一向に高まらないのがセ・リーグの「指名打者制」導入だ。
すでに当コラムでも話題に挙げているように、現場では早期導入を心待ちにしている関係者が多い。
元巨人監督の原辰徳氏も監督在任中に「投手が打席に立たなければ試合に出られる野手の選手が増える」などと強く導入を提言していた。だが、そうした声とは対照的にここ数年は制度変更に向けて積極的な動きが見られない。
すでに米メジャーリーグでは長年にわたり指名打者制を採用してこなかったナ・リーグが方針を転換。
2022年シーズンから導入に踏み切った。この動きが大谷翔平のエンゼルス(ア・リーグ)からドジャース(ナ・リーグ)への移籍に少なからず影響を及ぼしたことは記憶に新しい。
同時に右ヒジの手術明けにもかかわらず今季、打者として「50―50」を成し遂げ、ナ・リーグMVPを受賞できたのも指名打者制があったからこそ。
こうした点を考慮しても、指名打者制は今や野球界には必要不可欠であり、国際基準ともいえる。
先日、パ・リーグのある中堅投手に聞いても「交流戦で打席に立つと野球の楽しさを感じることはありますが…」と一定の理解を示しながら指名打者制の必要性をこう強調した。
「すでにWBCやプレミア12などの国際大会はDH制ですし、今後日本でピッチクロックが導入されたら投手は今以上に打撃に力を入れる余裕がなくなるはず。そうなる前にセ・リーグもDH制を統一した方がいい。冷静に考えれば同じ野球なのにパとセでルールが違うというのは不思議なこと。セ・リーグが指名打者を導入することで不利になることは何もないはずですからね」
投手が打席に立つことに説得力ある理由が見当たらない中、セ・リーグは今後も古い慣習を維持し続けるのか。タイブレーク制導入を機に、球界ではこの改革にも早急に着手してもらいたい。