カテゴリー: ビッグボス・新庄監督

 昨秋のトレードで日本ハムに加入した山田遥楓内野手が１軍初昇格。早速遊撃でスタメン出場したが、最初の守備機会となった１回無死一塁で遊ゴロを二塁へ悪送球し、３失点の一因をつくってしまった。守備力には定評があるだけに、山田は「あれで試合が決まったようなもの。申し訳ない」と猛省した。   試合後、新庄監督は「難しい打球だった。あれはセカンド（加藤豪）にカバーしてほしかった」と山田を責めなかった。２軍では打率５割超と好調だけに、再びチャンスを与えそうだ。

 （明日の４番打者を聞かれて）
  「４番に３人ぐらい入れたいですけど（笑）。マルティネスもいいし、万波君もいいし、野村君も打ったし、幸太郎君も打ったし。郡司君も？そうかそうか！いや～ひと昔前の巨人打線だね」

日本ハム新庄監督 開幕前から威勢が良かったが…実は今季も優勝なんて目指していない根拠

「昨季はもちろん、今季も誰がどう見ても戦力的に厳しい。優勝はまず無理です。チーム内で新庄監督が本気で優勝を目指していると信じている者はほとんどいないのではないか」  

新庄監督は単年契約だが、もともと頭には3年計画がある。就任直後に出版した自著「スリルライフ」に「2年目は勝ち癖をつけ、3年目で優勝争いをする」と書いていることからも明らかだ。  
昨季とは形式こそ違うが、今季も戦力の底上げの年。振り返れば、シーズン序盤から「選手たちは成長している」としきりに繰り返してきた。最終的に続投の判断は球団がすることとはいえ、新庄監督の照準はハナから来季に向いていたのだ。

しかもプライベートを含め、昨年からたいていの質問には答えてきた新庄監督が、ここにきて補強の話になると沈黙を貫いている。先日も補強の話になった瞬間「それは…ね」と口元を押さえニヤリ。その上でこうつぶやいた。  「（故障で二軍調整中の）五十幡君が帰ってきて浅間君。さらに今川君も。これで新しい外国人の外野が来たらね。面白いでしょ。すごいかどうかまではわからないけど…面白い。ファーストが（守る選手が多く）渋滞しているからファースト（一塁手）の外国人は要らない。二遊間（も守れる）外国人みたいなね。（獲得が実現したら）面白いチームになりますよ」

―中日から来た２人は  「完璧。アピール完璧。（郡司は）全打席完璧。雰囲気あった。いやあ、素晴らしいっすよ。打球の角度も、バットの出方も、タイミングの取り方も。初球にカポーンって。すごいっすよ。山本くんもね、３人できっちり抑えてよかったですよ」

自称「職業、モチベーター」の新庄監督が、新たな起爆剤を投入する。質問される前に自ら切り出した。「7月9日、山本君と郡司君、先発で行きます。日曜日」。新加入の山本拓と郡司を、7月9日ロッテ戦で先発バッテリーで起用することを予告した。