カテゴリー: 山本拓実

日本ハムの山本拓実投手が２９日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、今季年俸１３５０万円からのアップ提示を受け、サインした。山本は６月に中日からトレードで加入し、移籍後は２６試合に登板して、防御率１・５０と大車輪の活躍。来季へ向けて、「リーグ最多登板を目指す」と大きな目標をぶち上げた。

建山義紀投手コーチは今後の起用法について、「彼は中継ぎに置いておきたい。ロングリリーフ、ワンポイント、1イニング…、いろんな場面で使える。流れを変えられる。先発一本だと良さを消してしまう」と説明。ブルペンのジョーカーとして、登板機会はどんどん増えそうだ。

中日からトレードで新加入した日本ハム・山本拓実投手が８回から移籍後初登板。１イニングを３人で片付け、新天地でのデビューマウンドを無失点に封じた。   １６７センチの右腕は、本拠地の大拍手を受けてマウンドへ。先頭の杉本には高め直球を中前打とされたが、無死一塁からゴンザレスを内角カットで二ゴロ併殺。最後は若月を１４０キロの外角カットで遊ゴロに仕留めた。

ここからは結果を残し続けるだけだ。「（日本ハムは）やっぱり若い選手が多い。ピッチャーでもそうなんですけど、すごいポテンシャルを持った選手もたくさんいる。これからすごい大変な競争にはなると思うんですけど、その中でも僕はドラゴンズで5年半しっかりやってきた自負もある。やっぱり大事なところは忘れずに、ファイターズの良さもどんどん吸収してやっていければなと思ってます」。力強く、新天地での飛躍を誓った。

初めて足を踏み入れた新たな本拠地に驚きがあった。  

山本拓は「仮眠ルームがあって…」と言う。試合前に仮眠を取るのが日課だが、中日時代はロッカーの椅子などで済ませていた。それだけに「寝具メーカーのマットレスが敷いてあって、アロマの香りがしてすごいなーって」と目を輝かせた。