栗山監督: 翔平とは実はあまりその話をしてないんですよね。もうどっかわかり合ってるっていうか。おととし監督に就任して 帰ってきて本当に長く食事をしながらいろんな話をしましたけど、一言もWBCの話しをしないっていう。 そういう僕が考えていることを彼は察知するので、それに対して自分の判断をちゃんとするって思っていた。
「I LOVE YOU……それは冗談ですけど、ヌートバー選手はお母さんが日本の方で、本当に素敵なお母さんだし、明るくて前向きなお母さんであるということも凄くヌートバー選手が成長するに当たって大きいんだなあというのも理解できるので、凄くその、家族の皆さんも喜んでくださってるのも、僕はうれしかったし、これは日本人がいいとかは別問題として、やっぱりそういうもののつながりを持っている人たちの中で日の丸を背負うことの意味というのは大きいんだな、と。こっちが想像したとおりだったので。ヌートバー選手も“喜んで受けます”という表現をしてくださったというのは凄くうれしかったなと思います」
3月に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の侍ジャパンを率いる栗山英樹監督(61)とサッカーワールドカップカタール大会で日本をベスト16へ導いた森保一監督(54)の対談が初めて実現した。世界を相手に戦う両指揮官が、気になる選手起用についてや代表監督としてチームを牽引する悩みをぶつけ合った。
-ヌートバーへの口説き文句は? 「I LOVE YOU……それは冗談ですけど、ヌートバー選手はお母さんが日本の方で、本当に素敵なお母さんだし、明るくて前向きなお母さんであるということも凄くヌートバー選手が成長するに当たって大きいんだなあというのも理解できるので、凄くその、家族の皆さんも喜んでくださってるのも、僕はうれしかったし、これは日本人がいいとかは別問題として、やっぱりそういうもののつながりを持っている人たちの中で日の丸を背負うことの意味というのは大きいんだな、と。こっちが想像したとおりだったので。ヌートバー選手も“喜んで受けます”という表現をしてくださったというのは凄くうれしかったなと思います」
さらに「ひとつ悩んでいるのが、彼はある選手を入れるかどうかで悩んでいる」と相談を受けた原監督。「迷ったときは自分の決断。監督が決めたほうがいい」とアドバイスを送ったと明かしました
栗山監督: 本当に先が読めるというか、ファイターズ時代も怒られる寸前のところまでしかいかない、これ以上やったらダメということが分かってて、そこで必ず辞める。こっちの心を読み通せる力がすごいですね。
守備と機動力などを重視する自身の野球を体現するために、選手選考は「先入観なく過去は別で選びたかった」。それでも「甲斐だけは何度か話をした」と明かす。稲葉前監督時代の侍で常連として躍動した記録だけではなく、昨年まで自身が率いた日本ハムの前に何度も立ちはだかったソフトバンクの正捕手。
「おまえ(日本ハム時代)俺にどんだけ負けさせたんだよ、って。甲斐の存在があることでサインも変えたこともある。それだけ(相手)監督に考えさせる捕手は勝ちやすい。自分が現場で体感している。間違いない。おまえはそういう捕手なんだよ、って伝えたい。うまくいかないときはマイナスに考えがちだが、いや違うよ、そうじゃないということは伝えられる。それだけ敬意を持っているし、尊敬もしている」。全幅の信頼を置く「扇の要」とともに世界一への道を歩む決意だ。