カテゴリー: 金村尚真

あこがれの巨人戦初登板で勝利をつかむことはできなかった。日本ハム金村尚真投手（23）が、「日本生命セ・パ交流戦」の巨人戦に先発。8回まで無失点と好投も、9回無死一塁で岡本和に左中間席へ決勝2ランを浴びた。自己最長8回0／3、同最多110球を投げ9安打2失点も、先発再転向後の初勝利はお預けとなった。首位ソフトバンクとのゲーム差は、今季最大の9に広がった。 

　今季4度目の先発登板となった金村は8回117球を投げ5安打9奪三振2失点と試合をつくったが、エスコンF先発初勝利はお預けとなった。

北海道日本ハムの金村尚真投手が、7回1失点の好投を見せた。  　今季、先発初白星をかけてマウンドに上がった金村投手。1回裏、先頭打者の小郷裕哉選手に2号ソロを浴び、先制を許してしまう。それでも後続から3者連続三振を奪い、最少失点でしのぐと、中盤の4回裏、5回裏はそれぞれ3者凡退に抑える。  　7回裏、1死から安打を許したものの、続く打者を空振り三振、中飛に打ち取り、この回限りで降板。7回を100球4安打2四球7奪三振1失点にまとめた。  　2年目の今季は中継ぎとしてスタートするも、5月8日の福岡ソフトバンク戦から先発に転向していた。 

金村は「中継ぎは中継ぎなりのおもしろさがありますし、すごくいい経験だなと思いました。すごく緊張するし（田中）正義さんとか河野さんの気持ちもわかった。僕も中継ぎの負担をかけないような、（山崎）福也さん、加藤（貴）さん、北山さん、（伊藤）大海さんとか、そういう投手になれればと思いました」と話した。

この日は先発調整に専念するため、ベンチを外れた金村。今後はオープナーで臨む試合に２番手で登板後、今季初の先発マウンドに上がる予定だ。建山投手コーチは「中継ぎで長いイニング投げられるチャンスのところは投げさせて、その次からはちゃんと先発にしようかなとは今のところ思ってます。２（イニング）はね、中継ぎしててもやってるんでね。３月には８０投げてますし、慎重に段階を踏んでっていうことはしなくても、思い切って彼ならいけると思う」と話した。 

現在セットアッパーとして奮闘している金村尚真投手（23）には「6連戦、6連戦でつながっていく時に、今から先発の準備をさせていかないと」と、6連戦が4週続く5月21日以降に向けて先発調整を進めることも明かした。