「アプリの運営側は、月額課金の男性ユーザーをいかに長くつなぎとめるかが大事。トップに登場する新規のかわいい女性を絶えず更新し、男性にカネを払わせて“いいね”を押させる。終わりがないから、ズルズルと続けてしまう。また、女性を落とすための必勝法がわかるとゲームを攻略するように新しいコを求めてしまう。こうして、沼にハマりこんでしまうのです。迷子傾向が強いのは探求心の強いオタク系で、各アプリで1位になった男性は理系が多い」
鈴木氏によると、マッチングアプリ会社には実際、ソシャゲやECサイトなどからの転職組が増えているという。課金と“いいね”に翻弄されるユーザーを鈴木氏が階層的に示すと、男性側は「いいね」の数がAランクの女性を求めるが、彼女たちはモテるのですぐに退会する。結果、Bランク以下を無軌道に狙い続ける無間地獄に陥る構図が浮かび上がる。