DeNA・バウアー 国内移籍視野で争奪戦へ DH制のパ希望…ソフトがすでに本格調査
「2023 JERAクライマックスシリーズ セ」は15日、ファーストステージ(S)第2戦で3位のDeNAが2位の広島に2―4で連敗。敗退が決まった。第3戦の予告先発だったトレバー・バウアー投手(32)は登板のないまま終戦し、1年契約が終了。サイ・ヤング賞にも輝いた右腕は、ドメスティックバイオレンス(DV)問題で米国復帰は厳しい状況で、国内球団による争奪戦が必至となる。
大物右腕の争奪戦が勃発する。試合前に第3戦の予告先発が発表されたバウアーは「まずはチームの勝利を祈っている。自分は本当に投げたい。勝ってもらって3戦目につなげてほしい」と願っていた。だが、思いは届かず敗退。47日ぶりの復帰マウンドに上がることはかなわなかった。
一方で、来季の去就は大きな注目となる。現役バリバリのメジャー通算83勝右腕は、3月に1年契約で電撃入団。6、8月と2度の月間MVPを受賞するなど、8月30日の阪神戦で「右腸腰筋遠位部損傷」を発症するまで、10勝4敗、防御率2.76の成績を残した。メジャー時代と変わらず、中4日などの短い登板間隔もいとわず奮闘する右腕だけに、どの球団にとっても大きな補強となる。
ドジャース時代の21年に、知人女性に対するDV禁止規定違反が発覚。22年にMLBから2シーズン分に相当する324試合の出場停止処分(その後194試合に軽減)を受けた。今年1月に同球団から契約を解除されており、メジャー復帰は困難な状況となっている。バウアー本人は今後について、投手が打席に立つことのないDH制を敷くパ・リーグでのプレーを希望しているもよう。さらにユーチューバーとしての顔を持つため、チームロッカー内など細部の動画撮影可能な球団を求めているという。今季、ド軍との契約での年俸2250万ドル(約33億7500万円)とは別に、DeNAと4億円+出来高払いで契約を結んだが、環境面も含めた新天地を求めることになりそうだ。それらの条件も含めて、ソフトバンクがすでに本格調査を開始するなど、日本のプロ野球球団は動向を注視している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dcaa39f9c22a20e00ded4b352c0f4ac4886cb41
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