山川獲得によもやの二の足？ソフトバンク球団首脳が気をもむファンの拒否反応　

山川獲得によもやの二の足？　ソフトバンク球団首脳が気をもむファンの拒否反応

水面下では、ソフトバンクが「４年契約の総額２０億円以上」という条件を提示済み－との情報も流れ、獲得は確実とみられていた。だが、土壇場で球団トップが「すべて調査する」と微妙な発言をした裏には何があるのか－。

それは山川獲得の情報が流れ始めた途端、ネットを中心にあふれ出たホークスファンの強烈な拒否反応だろう。小久保裕紀新監督は監督就任会見で「強さも大事だと思うが、美しさ、美意識が欠けている」と現状のチームを評していた。戦力的に右打ちの大砲を渇望している状況だが、出場停止処分が解けていない山川を獲得すれば〝美しい野球〟との整合性を問われる。「すべて調査」とは、獲得した際に予想されるファン離れや本社へのイメージダウンがどれほどか－を調査しているとみていい。現状のファンの強烈なアレルギー反応を見れば見るほど、慎重な姿勢にならざるを得ないのだろう。

球界の舞台裏では、山川が西武にＦＡ残留を一度決めた後、ほとぼりが冷めた頃を見計らって「無償トレード」で他球団に放出するのではないか、との情報まで流れている。確かに無償トレードならば、獲得する球団には「救いの手を差し伸べた」と理解される可能性はある。しかし、やはりファンの厳しい視線は待ち受ける。

https://www.sankei.com/article/20231201-DBV4MY7XCZKRVJZ2MULL33WXB4/