1: それでも動く名無し 2023/10/30(月) 07:54:20.79 ID:A3yer488M
なぜそうした関係を築けたかはまたの機会に書きますが、なぜ枠を使わなかったのかは他に意中の選手がいたからです。それが涌井秀章(横浜高)でした。高校生ではダルビッシュ有(東北高)と双璧と言われ、私も迷いましたが涌井を選んだのは、競合と故障のリスクを考えたからでした。下級生のころから活躍していましたが、3年春に急激に成長しました。球持ちの良さ、下半身をうまく使うフォーム。外角低めにきっちり投げきる姿は、まさに精密機械。何よりも単独入札を見込める。そのために中田に無理を言い、1巡目で勝負する態勢を整えたわけです。
ところが、落合監督の答えはNOでした。「いいのはわかるけど、今年は高校生はいらない。大学生か社会人でいってくれ」。こう要望されたのを覚えています。現場を預かる監督としての言い分はわかります。運良くリーグ優勝はできたからこそ、来年が心配だったのでしょう。連覇の難しさは、球団史が証明しています。秋も深まった頃、新たな即戦力探しに動きだしました。といっても、主要選手は他球団と相思相愛が成立済み。白羽の矢を立てたのが樋口龍美(JR九州)でした。西武が先にラブコールを送っていましたが、本人がセ・リーグ志向だった上に、亡母が中日ファン。逆転に成功したのです。
ところが、落合監督の答えはNOでした。「いいのはわかるけど、今年は高校生はいらない。大学生か社会人でいってくれ」。こう要望されたのを覚えています。現場を預かる監督としての言い分はわかります。運良くリーグ優勝はできたからこそ、来年が心配だったのでしょう。連覇の難しさは、球団史が証明しています。秋も深まった頃、新たな即戦力探しに動きだしました。といっても、主要選手は他球団と相思相愛が成立済み。白羽の矢を立てたのが樋口龍美(JR九州)でした。西武が先にラブコールを送っていましたが、本人がセ・リーグ志向だった上に、亡母が中日ファン。逆転に成功したのです。
こいつのこんな著書が売れてるらしい
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