19年前の広島ドラ1捕手・白濱裕太…18年間で一軍出場わずか86試合なのに、なぜ“戦力外”にならない?

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3: それでも動く名無し 2022/07/03(日) 09:30:21.38 ID:twpWN01Ca
「社会人野球の打診をカープが断った」19年前の広島ドラ1捕手・白濱裕太…18年間で一軍出場わずか86試合なのに、なぜ“戦力外”にならない?

 広島カープ、捕手・白濱裕太。

 広陵高時代、その後巨人で奮投することになる西村健太朗投手(現・ジャイアンツアカデミーコーチ)とバッテリーを組んで大活躍。2年生のセンバツ以降、4回連続「甲子園」に出場し、3年春の大会では横浜高を破って全国制覇を成し遂げ、2003年のドラフト1位で広島カープに入団した大型捕手だ。

 しかし、一軍出場はここまでわずか86試合。レギュラーマスクとして活躍した時期もなく、2015年以降は7試合でプレーしただけ。そんな控え捕手が、広島カープに選手として在籍して、今年で19年目。

 どうしてだろう……何か「理由」があるはずだ。

「彼は手放さんでしょう、カープは。それだけの選手だし、人間ですよ、白濱は……」

 広島カープの一軍、二軍でバッテリーコーチを17年務めた片岡新之介氏。

 白濱捕手の入団とちょうど入れ替わりでカープのユニフォームを脱いだが、それ以降も「カープOB」として、特に若手選手の動向に目を凝らしてきた。

 現在は、呉市の呉港高監督として「古豪復活」に全力を尽くす。今年75歳になるというが、自らユニフォーム姿でグラウンドに立ち、手取り足取りで指導する身のこなしと声の張りは、「現役」そのものだ。

「辞めた石原(慶幸)や、今の會澤(翼)も高い技術持ってますけど、白濱だって、ディフェンス能力だったら、互角ですよ。若いキャッチャー育てるっていう球団の方針でなかなか出場機会がなかったけど、キャッチャーっていうのはケガの多いポジションです。長いペナントレースの中では、レギュラーと控えの一番手が、両方とも故障してしまうこともある。そこに、白濱みたいな技術のしっかりしたのがいたら、チームにとって、こんなに安心なことはないでしょ。保険の保険、言うんかな」

 以前、ある強豪社会人野球チームから、選手として白濱捕手が欲しいという打診があったそうだが、カープは彼を手放さなかった。

「そりゃあ、そうですよね。キャッチャーとしての技術があって、練習態度は若い選手たちのお手本になれて、若いピッチャーの指導……いや、指導はコーチの仕事だから、相談相手かな。そういう役目としても有能。一軍のレギュラーとして、華々しい活躍をしたわけじゃないかもわからんけど、やっぱりさすがドラフト1位ですよ」

https://number.bunshun.jp/articles/-/853773

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