西武渡辺ＧＭ「(山川は)できれば早い方がいいよ。編成にも関わってくるんでね」

山川穂高〝凪の状態〟３週間　渡辺ＧＭ明言「宣言残留、全然あるよ」西武でも前例のない展開　空けてある背番号「３」

西武・渡辺久信ゼネラルマネジャー（ＧＭ）が５日、国内フリーエージェント（ＦＡ）権を行使後に他球団と交渉する動きが見えない山川穂高内野手（３２）の宣言残留を「全然あるよ」と受け入れる姿勢を示した。

西武はこの日で台湾ウインターリーグ参加中の４選手を除き契約更改を終了。日本人選手の去就は山川と、宣言残留を前提にＦＡ権を行使した平井克典投手（３１）を残すのみとなった。

山川は自らの不祥事で球団から公式戦出場停止出場処分を受けたまま、ＦＡ申請期間最終日の１１月１４日に代理人を通じて球団に書類を提出。ＦＡとなったが、移籍先の大本命とみられていたソフトバンクが不祥事の背景などの調査を続行中として獲得意思の表明さえしないなど、凪の状態のまま３週間が経過した。

これまで１２球団最多の２０人がＦＡで流出してきた西武でも前例のない展開。山川がＦＡ移籍すれば人的補償を求める可能性もあるだけに、渡辺ＧＭは「できれば早い方がいいよ。編成にも関わってくるんでね」と早期決着を望んでいる。

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