1: 名無しさん 2024/11/22(金) 10:26:22.39 ID:uxRlQveB9
「西武は名古屋に移転すべき」3年連続最下位の中日は“ライバル球団”が必要…江本孟紀がズバリ提案「(西武から)移籍を思いとどまる選手も出てくる」
名古屋は住むには便利な位置にある。私の息子家族が名古屋に住んでいるので、解説の仕事以外でも時折訪れるのだが、新幹線の「のぞみ」で名古屋から東京まで1時間30分をちょっと超えるくらい、新大阪までだと50分を切る。東京よりも大阪寄りの場所であることは間違いないが、新幹線に乗ってしまえば、長い距離に感じることはまずない。
ドラゴンズは名古屋市内にバンテリンドームがあるので便利であることは間違いないが、私は名古屋にあえてもう一球団誕生させてみてはどうかと思う。
2024年シーズンから二軍の新球団として「ハヤテ223」が誕生したが、ハヤテの本拠地であるちゅ~るスタジアム清水のある静岡市清水区は、はっきり言って交通の便が悪い。東京であれ、名古屋であれ、このスタジアムに行くには、静岡駅で下車して、さらに在来線で清水駅まで乗り継いでいく。仮に東京から清水駅に行くならば、逆方面に戻ることになる。
さらに駅からスタジアムまでは約5キロと、徒歩で向かうには無理がある距離だ。タクシーやバスなどを利用し、ようやくスタジアムに到着するのだから、着くまでにとてつもない労力を費やしてしまうわけだ。
けれども名古屋は違う。新幹線、在来線、私鉄、地下鉄と、すべての鉄道が集うターミナル駅である。中京圏随一の規模を誇る駅に球場があるのは、選手はもちろんのこと、観客にとっても利便性が高く、野球観戦にはうってつけの立地ではないか。
そこで私が考えているのは、現在ドラゴンズの二軍が使用しているナゴヤ球場を本拠地として、他の球団を招聘すればいいんじゃないのか、ということだ。新幹線からも見えるこの球場は、株式会社ナゴヤドームが管理者となっているが、新球団が名古屋に来た暁には、所有者を新球団に変えてしまうのだ。しかるべき費用を払ってでも進める価値があると私は見ている。
野球は個人の趣味・娯楽を超えて、日本の文化の一つと言ってもいい。老若男女が楽しめるキラーコンテンツである。手軽な料金で入場チケットを買い、野球を見終わってから、繁華街で飲食をして帰宅……。そうした行動パターンを考えると、日本を代表する都市のひとつであり、なおかつ交通網の発達している名古屋は、理想郷のような場所と言えよう。
もしそうなれば、昔から老舗球団として地域に定着している中日とて、安閑としてはいられない。お尻に火がついて、本当の意味で「チーム強化をしなければ、あとからきた球団に人気、実力ともに追いていかれる」と危機感を持つようになるかもしれない。
それでは、どの球団が名古屋に来るべきか。私はズバリ、西武ライオンズだと思っている。
「所沢に立派なドーム球場があるんだから、あえて移転する必要なんてない」
という声があがるかもしれないが、私は「所沢に居座り続けるメリット」よりも、「所沢から出るメリット」のほうが大きいんじゃないかと思っている。
所沢にいるメリットとして考えられるのは、「今の経営状態を維持したままでいられる」ことである。これは当然といえば当然のことかもしれない。だが、選手たちにメリットがあるのかと問われると、答えは「ノー」。なぜなら「本拠地が所沢に所在するのは、大きなハンディだから」だ。
かく言う私自身、解説の仕事で何度もベルーナドームに行ったことがある。私の事務所は都内にあるので、そこから車で所沢まで行くとなると、渋滞の時間を予測して出かける必要がある。実はこれが問題なのだ。
首都高速から関越道に乗り、所沢インターチェンジで降りる。ここまではいい。だが、そこからは渋滞に次ぐ渋滞で、一向に車が進む気配がない。
「ひょっとして、この先で事故でも起きているんじゃないのか?」
と考えてしまうほどだ。牛歩のように進んでいくと、どうやら事故は起きていないとわかる。「どこまでこの渋滞は続くんだろう」と思いつつ運転していると、気づけばベルーナドーム付近に来たことがわかる。しばらく進んでようやく関係者の駐車場に入れる……これが毎回である。
もちろん帰りにドームから出るまでも大変の一言。そして出てからバイパスを通り、所沢インターチェンジの入り口付近に差しかかるまで、来たときと同じノロノロ運転が続く。
けれども私はまだいい。仕事でベルーナドームに来るのは、せいぜい1年に1回程度なのだから。「まあ、今日は渋滞するんやろうな」とある程度覚悟を決めて行くから、さほど大きな問題ではない。
だが、選手を含めた球団関係者となると、そうはいかない。本拠地だからこそ、3連戦、場合によっては6連戦ともなれば、毎日のように渋滞の心配をしなければならない。そのストレスたるもの、我々の想像をはるかに超えるものであることは間違いない。
https://number.bunshun.jp/articles/-/863759?page=3
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