巨人・秋広に阿部監督が指令！「大谷選手のホームラン動画を請求がくるくらい見とけと言われた」

巨人・秋広に阿部監督が指令！「大谷選手のホームラン動画を請求がくるくらい見とけと言われた」

　巨人の秋広優人内野手（２１）がキャンプ最終日の２８日、阿部慎之助監督（４４）から“大谷弾の視聴指令”を出された。ドジャース移籍後初出場したオープン戦で、直球に差し込まれながらも左翼席に運んだ大谷の打撃を最高の教材としてほしい願いが込められた。背番号５５もキャンプ前から数々のゲキを受けてきた指揮官の期待に応えることを誓った。

　最高のお手本を示された。フリー打撃を終えた直後だった。ケージを出た秋広は、阿部監督に呼び止められた。キャンプを打ち上げた後、その時に身ぶりを交えながらの約３０秒の会話の内容を明かした。「大谷選手のホームランの動画を見ておけと言われたので…見ます」。メジャーで日本人初の本塁打王を獲得した打撃の視聴指令だった。

　海を渡った米アリゾナ州でキャンプを行っているドジャース・大谷がこの日、移籍後初めてオープン戦・Ｗソックス戦に出場。５回２死二塁の第３打席で左越えに“デビュー弾”を放った。１５３キロの内角速球にやや差し込まれ、打球は高く上がったが、強く振り抜いてそのままスタンドまで運んだ規格外の一撃。最短距離でバットを出そうとする秋広に対し、ボールの軌道にバットを入れるように強く振ることをキャンプを通して求めていた阿部監督。大谷の“衝撃弾”こそ、秋広に身につけてもらいたい理想がつまっていたのだ。

　「『ＹｏｕＴｕｂｅの請求がくるくらい見とけ』って言われたので、いっぱい見ます」と背番号５５は鬼リピート視聴を宣言。身長は大谷が１９３センチに対し、秋広は２０２センチ。宮崎キャンプで臨時コーチを務めた松井氏も「あれだけのサイズの日本人選手は、なかなかいない。見ているだけで夢がある」とほれ込む大器に、大谷は最高の教材だ。

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