1: 名無しさん 2024/09/27(金) 18:02:41.30 ID:AemkBwwz0
シーズン5試合増と引き換えにプロ野球選手会が求める「14球団制」と交流戦の抜本見直し 鬼筆のスポ魂
プロ野球「5試合増プラン」の攻防で、日本プロ野球選手会側が日本野球機構(NPB)や12球団経営者に言い放った「単純に増やすのは反対」という声明の裏には、2つの〝驚愕(きょうがく)要求〟がある。
NPBと選手会の事務折衝が18日に東京都内で行われ、レギュラーシーズンを現状の143試合から、2026年以降に148試合にすることについて本格協議を開始した。経営者側とすれば、20~22年に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、無観客試合や試合数減(20年は各球団120試合、クライマックスシリーズ=セは中止、パは4試合制で実施)によって大幅減収となり、球団経営を圧迫した。試合数を増やすことで損失補塡(ほてん)するのが目的だ。
一方で選手会の森忠仁事務局長は「球界全体が潤うために価値、意義のあるものなら、全然やらないという話ではない」と試合数増には肯定的な姿勢を示したが、こう付け加えた。「単純に増やすのは反対。『ファンも喜ぶ見せ方の違うものを考えませんか?』という話をさせていただいた」
事務局長の発言の裏にあるNPBや経営者側に対する〝要求〟は、2つの柱で構成されている-と指摘する球界関係者がいる。
一つはエクスパンション(球団拡張)による14球団制だ。プロ野球が現行の12球団による体制となった1958年以降、運営母体の交代や球団の入れ替わりはあったが、今季まで67年間も維持している。この間、大リーグはエクスパンションを繰り返して現状は30球団、近未来の32球団制も視野に入る。仮にセ・パ各7球団となれば、シーズンの通期で必ず1試合はセ・パ交流戦が組まれる。今季は2軍のウエスタン・リーグに「くふうハヤテベンチャーズ静岡」、イースタン・リーグに「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が参加したが、1軍にも新規参入の企業を求める。球団数が増えれば必然的に各球団の試合数も増え、球界の裾野が広がる。選手たちには選択肢も広がる。
もう一点はセ・パ交流戦の抜本的な見直しである。2005年から始まった交流戦は当初の36試合から24試合を経て、現行の18試合と試合数は減少傾向にある。これが果たしてファンのニーズに沿ったものか。例えば今季の阪神は甲子園球場で日本ハム、楽天、西武と3連戦を行った。先発ローテーションの兼ね合いもあるが、ロッテの佐々木朗希の160キロ直球や、ソフトバンクの4番・山川の豪快な打撃を甲子園の阪神ファンは生で見ることができなかった。同一リーグのカードにこだわる姿勢では魅力ある試合はとても増やせない-といった考え方だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2763c9af8c12ee0f471c0ef64df875a671dd87?page=1
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