「関西ノリが合わない」阪神・大山悠輔の残留があまりに困難な理由と、球団の移籍防止のための「秘策」
阪神の大山悠輔内野手(29)が11月13日、国内フリーエージェント(FA)権を行使すると発表した。
今後は他球団との交渉合戦が繰り広げられる可能性が高いが、阪神サイドは早くも熱気を帯びるマスコミを〝けん制〟している。
「今、自分を他球団の方にどういうふうに思ってもらえているのか、評価されているのかを聞いてみたいとずっと思っていた。これが一番の決断理由です」
午後に兵庫県西宮市の球団事務所で取材対応した大山はこう話したという。昨年オフには球団から複数年契約を提示されたが単年での契約を選択していた。
「4番打者の流出危機に、阪神は複数年契約と今シーズンの推定年俸2億8000万円から3億円台中盤のアップを提示して引き留めに躍起になっている。大山は『本当に感謝してます。でもやっぱり、個人としてまずは評価を聞いたうえでしっかり悩んで決断したい』と話しており、移籍することを前提にFA権行使を選択したのかなと思う」(球団関係者)
すでに球界内では有力移籍先の1つとして、宿敵・巨人が挙げられている。
「仮に来オフ、ポスティングでの米メジャーリーグ移籍を希望する岡本和真(28)が不在になれば内野手は手薄になる。その保険として大山を獲得する方針のようです。これまでFAで阪神から巨人に移籍した選手はおらず、もしも実現すれば来年は東京ドーム、甲子園で大山は阪神ファンから強烈なブーイングを浴びることは間違いない。場合によっては移動中に危険が生じることも考えられるので専属警備員をつかせることもプランとして考えられているようです」(巨人関係者)
すでに在阪マスコミの間では、虎の4番がライバル球団へ流出するのではないかと大騒ぎになっているが、阪神球団は早くも沈静化に乗り出した。
「取材対応後、球団が『移籍前提で報道をしないでほしい。うちは宣言残留を認めている。それを踏まえて大山は考えている趣旨で報道してほしい』と異例のアナウンスをしてきたのです。球団は、不用意な報道が大山の移籍を後押ししかねないと考えているのでしょうね。
しかし大山は、阪神球団の太鼓持ちを続け、大山の残留を後押しする関西のトラ番メディアに嫌気がさしているようで……。入団以来、関東出身の選手やOBに『関西ノリが合わない』とよく冗談交じりに漏らしていましたからね。
その上、大山は阪神ファンから「史上最悪のドラ1」とバカにされた悔しさを忘れていません。もちろん、チームの主軸として日本一を経験したこともあって球団には愛着があるとは思うのですが、残留はなかなか厳しいと思いますよ」(在阪テレビ局スポーツプロデューサー)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4593551098fcf06789d35998d25fd8f4becad8b1
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