山川穂高、極端な守備シフトに「打者は何投げてくるか知らんからどこ飛ぶか分からんでしょ」

ダルビッシュ有とＷＢＣ栗山監督が抱くデータ野球への危機感 メジャーでは主流も 栗山監督「個人の思考が排除されている」

「海外はすごいデータ化が進んでいて、答えがわかる状態」と山川が表現したように、長年積み上げられた膨大なデータから、ある打者の打球方向や速度が即座に割り出され、守備側は極端なシフトを敷くことで安打を防ぐようになっていたのが昨季までのメジャーリーグ。ベンチからの指示で守備位置が変更され、選手の瞬時の判断が介在する余地は極端に少なくなっていた。

「でも、打者は（投手が投げる球種やコースの）答えが分かっていない状態。感覚論でみんなの答えが違ってくる。『こっちの（答えが分からない）方が面白いよね』っていう話は印象的ですね」とデータ頼りの野球へのアンチテーゼでダルビッシュと共感したという。