カテゴリー: ビッグボス・新庄監督

現在行われている球宴ファン投票の中間発表では日本ハム勢が10部門中9部門で1位を独占している。この件について質問をぶつけると「うれしいですよ」と笑みは見せたものの「けど…喜び全開の喜び、というわけじゃないのよ」。一転して不安げな様子で本音を漏らしたのだ。なぜなのか。

　この日の中間発表では投手３部門、内野５部門に加え、外野手でも万波がトップ。ＤＨを除く９部門でトップに立っているが「うれしいですよ。でも、全開の喜びじゃない。（初戦の開催地が）エスコンだから。これが、例えば東京ドーム、神宮、広島とかのオールスターでファイターズの選手が今の選ばれ方してたら、俺はもう死んでいい」と冗談交じりに明かした。

その上で「跳ね返らないように網なんか作ってもらって。うちは試合数多いから。（スタンドに）当たったら光るとか、接触したら光るとか。１－１でホームランが二塁打になったらね。エスコンがやったら全球団やると思うから」と改修案を明かした新庄監督。自身も阪神での現役時代にホームランの打球が応援団が振る旗にたたき起こされるなど幻のホームランも「多々あった」という。期待の大砲が放った一発。これからさらなる飛躍を遂げそうだ。

２９日のメンバー表交換では背中に「新庄監督　６３」と入った古巣・阪神の縦じまユニホームを着用して登場。前代未聞のパフォーマンスで球場を沸かせたが、この日は岡田監督からボソッと「おまえ、あんなパフォーマンスせんでも、勝てるチームや」と激励されたという。 　新庄監督が「ありがとうございます。セ・リーグをコテンパンにやっつけておきますね」と答えると「それ、ほんま頼むで」との言葉がすぐさま返ってきた。指揮官は「相手チームこそファイターズの野球がすごく分かる思う。さらに突っ走っていこうかなと思います。”セコセコ野球”も加えながら」と日本一監督の一言を意気に感じたようだ。

日本ハム・新庄剛志監督のサプライズは「阪神ユニホーム」着用だった。  　新庄監督は甲子園球場での阪神戦前のメンバー交換で、古巣・阪神のタテジマユニホームを着て登場した。  　背番号はルーキー時代の「63」。岡田監督も苦笑いだった。  　前日にはメンバー表交換時のサプライズを予告していた。