カテゴリー: ビッグボス・新庄監督

１０日に完全試合を達成した男との今季初対戦へ「全員セーフティー（バント）をさせます」と冗談を飛ばしたが、「完全試合だからすごいでしょ。でも、うちのチームなら大丈夫なんじゃないかなという感じはします。誰もビビってないよ。楽しみでしかない」と言い切った。
 

「最後、あのバント、源田君がミスしてくれてあそこで逆転しておかないかんね」。新庄監督も悔やんだのは九回の場面。無死一塁から送りバントを処理した捕手の二塁送球を名手・源田がエラー。無死一、二塁と絶好機が転がり込んだ。

犠打で１死二、三塁とし、新庄監督は代打ヌニエスを起用。だが、痛恨の空振り三振に倒れると、万波も二飛に倒れ、試合終了となった。 　
ビッグボスは「相手のミスを利用してこっちがもってくるという。乗らないといけなかった。最低でも同点じゃなくて逆転くらい」と、悔しさを隠せず。 
 

－－もう一歩のところまで追い上げた。

  「最後、（アルカンタラの）あのバントを源田君が（捕球）ミスしてくれて、あそこで逆転しておかないかんね。相手のミスを利用してこっちが持ってくるっていう。乗らないといけなかった。最低でも同点じゃなくて最低でも逆転くらい」
 

「僕が報道陣にコーチにオーダーを組んでもらった意味はベンチにいる選手全員が打ちまくって誰を使ったらいいか悩んでいるから決めてもらったと伝えたのです。打線がつながっていないからではない！！」

とはいえ、無敵の豪腕を攻略する策は本当にあるのだろうか…。  　チーム関係者は「春季キャンプやオープン戦を含め、ここまで奇策を多用した新庄さんのこと。剛速球はファウルで逃げ、フォークを徹底的に見送る四球狙いで得点機を作るのでは」と淡い期待を寄せているが、制球力抜群の佐々木朗が、四球から崩れるとも思えない。２年連続パ・リーグ首位打者で昨季１１０試合、４５５打席でわずか「２６」しか三振を記録しなかったオリックス・吉田正ですら１０日の佐々木朗との対戦で３三振を喫したほどなのだ。  　

日本ハムにも卓越したバットコントロールに定評のある近藤がいるが、ある球団ＯＢは「あの吉田正ですらねじ伏せられたのだから、コンちゃん（近藤の愛称）でもヒットを打つのは難しいはず」と予想。その上で「ファウルで球数を稼ぐ中島も現在二軍暮らしでしょ？　そうなると万策は尽きます。あとは監督の〝カンピューター〟か、雨天中止による佐々木朗のスライドぐらいしかないんじゃないですか」と神妙に語る。

日本ハム・新庄剛志監督（５０）が１１日、先発ローテーションを中４日で回す構想を明かした。「今年は中４日で行かせます。しっかり球数を決めて。中４日で勝ち星を増やしたらよくない？」とした。