カテゴリー: 北海道日本ハムファイターズ

　日本ハムの万波中正外野手が４日、北海道北広島市の球団事務所で契約更改に臨み、アップ提示を受けてサインした。今季は１億６５００万円だった。交渉の席では外野の施設環境について要望を出し、「外野の芝生が終盤に荒れてきたので、何とか改善していただきたいとは伝えた」と話した。

７年目の今季は１２７試合で打率２割２分９厘、２０本塁打、５６打点。外野守備では右翼だけでなく中堅も経験したが、「センターは向いていないと思った。シンプルに脚力勝負。両翼だったら判断、追い方とかでカバーできるが、センターはかなりの距離走って捕球。足が速い人とは差がある」と苦笑い。  　

来季に向けては「数字に関しては具体的に何かは考えていなくて…。とにかくぶっちぎりたい。これまでは４月の開幕に向けて、いい準備ができたらと思っていたが、２月１日には今までとは、はるかに違う姿でキャンプインしたい」と意気込んだ。（金額は推定）

　日本ハム・達孝太投手が３日、北海道北広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸１０５０万円から４倍増の４２００万円でサインした（金額は推定）。「いい契約をさせてもらいました。しっかり評価していただいたなと思いますし、来年に向けても頑張ろうと思いました」と充実感をにじませた。  　

プロ４年目の今季は１６試合の登板でプロ初完封を含む８勝２敗、防御率２・０９の好成績。プロ野球新記録のデビュー登板から全て先発で７連勝を飾り、クライマックスシリーズでも２試合に先発するなど、ブレークを果たした。

日本ハムの郡司裕也捕手は３日、エスコン内で契約更改に臨み、１億円超えのアップ提示でサインした。「ほぼ倍です」と、今季推定５５００万円からの大幅増となった。プロ６年目（７年目シーズン）での１億円到達に「大台に乗った。野球選手になってからの目標ではあったのでよかったなと思います」と笑顔を見せた。

日本ハムが、ソフトバンクから自由契約となった有原航平投手（33）の獲得調査を進めていることが2日、分かった。同日に公示された保留選手名簿から外れてメジャー再挑戦の意思を持つ一方、国内の受け皿としては慰留に努めるソフトバンクの他、巨人も動向を注視。15年から6年間在籍した古巣も加わり、2年連続最多勝でNPB通算98勝右腕を巡って争奪戦に発展する。

有原もレンジャーズへの移籍が決定した後には「素晴らしい環境で、この球団に入団していなかったら、この状況もなかった」と感謝を述べており、ソフトバンク移籍後も北海道遠征の際は球団フロントへ必ずあいさつへ出向くなど、今も関係は良好だ。

　日本ハム稲葉篤紀2軍監督（53）が、今季限りで現役引退した中田翔さん（36）を2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷に招聘（しょうへい）するプランを明かした。ともに参加した日韓ドリームプレーヤーズゲーム終了後に取材対応した稲葉2軍監督は、現役時代から公私で目をかけた中田さんについて「鎌ケ谷にね、もし時間があれば来てもらえたらうれしい」と愛弟子に“鎌ケ谷凱旋（がいせん）”をオファーする考えを明かした。

　松本は入団会見で巨人への移籍を決めた理由を「最初に声をかけていただいて、来季戦力になってほしい、と阿部監督から直接言っていただいた。もう一度自分を鍛え直してチャレンジしたいという思いが正直強かった」と語った。

　昨オフには過去に楽天を戦力外となった今野が、ヤクルトからトレードで楽天復帰した例もあるが、自由契約となった球団への復帰は極めて異例。14年間で通算1532試合に出場し、現役最多の343盗塁を誇る。入団から11年間プレーした古巣のユニホームに袖を通し、新庄監督の悲願である日本一へ経験の全てを注ぐ。

　日本ハムがヤクルトを戦力外となった西川遥輝外野手（33）を獲得することが27日、分かった。21年以来5年ぶりの古巣復帰となり、近日中にも正式発表される。21年オフに「ノンテンダー」として自由契約となり、楽天、ヤクルトと渡り歩き、4度の盗塁王を誇る経験豊富な快足外野手。国内FA権を行使して、巨人へ移籍した松本剛の穴を埋める活躍に期待がかかる。  　球界に衝撃が走った退団から4年――。楽天、ヤクルトと渡り歩いた西川が来季、5年ぶりに日本ハムに帰ってくる。かねて「常々、一年でも長くやりたいと思っている」と話していた。今オフにヤクルトから戦力外通告を受け、NPB球団での現役続行を模索していた中、古巣から待望のオファーが届いた。