ダルビッシュ有（36）アジア人3人目のfWAR30に到達

パドレス・ダルビッシュの日米通算180勝目（NPB93勝、MLB86勝）はお預けとなった。本拠地でのジャイアンツ戦に先発。7回3安打1失点と好投も、勝敗は付かなかった。  2回に先制を許したが、その裏に打線が同点に追い付いた後は、ジ軍先発のロドンと緊迫した投げ合いを展開。1－1の同点のまま救援陣にバトンを託した。  4月12日の敵地ジ軍戦では2回途中9失点と打ち込まれたが、この日の再戦ではキッチリと対応。「最初2回は（相手が）曲がり球だけを狙っている感じがした。ノラ（捕手）と、真っすぐをいっぱい投げようと話した。向こうのプランとは逆をいった」。今季16試合目の先発で12試合目となるクオリティー・スタート（6回以上、自責3以内）をクリア。パ軍は降板直後の8回に2点を失って敗れただけに、ダルビッシュの安定感がより際立つ一戦となった。