1: 名無しさん 2025/10/30(木) 07:17:41.65 ID:1OTOSezB0
「ウエイトトレーニングを一切しない」山本由伸は、なぜ大投手になれたのか? 才能を開花させた“常識外れ”の練習法とは
山本がウエイトトレーニングを一切行わないことは、球界ではよく知られている。代名詞のように語られるのが、やり投げやブリッジという独特な練習法だ。
野球選手はウエイトトレーニングをするべきか、否か――。
しばしば議論になるテーマだが、二元論は不毛に感じる。バーベルやダンベルなどのおもりを持って鍛えるのは、あくまで手段の一つに過ぎないからだ。
「ウエイトトレーニングを否定するわけではなく、それよりもBCエクササイズがよりいいっていう言い方になります」
プロ入り後、瞬く間に「日本のエース」と言われる現在地へ飛躍するにあたり、最大の転機は高卒1年目の4月、トレーナーの矢田修と出会ったことだった。柔道整復師の彼が考案した「BCエクササイズ」に取り組み始め、特に同年オフの自主トレから力を入れ出すと、球の質が見違えるように変わった。
「本当に徐々にですけど、成果が出てきて、肘の痛みも気付いたら消えていて、ボールがどんどん強くなっていってという感じです」(山本)
矢田に教わったBCエクササイズや体の使い方をどのように投球動作に落とし込めばいいかと試行錯誤した。そうして現在のような投げ方に変わると、球の速さと強さがアップし、悩まされてきた肘の痛みも一切なくなった。
興味深いことに、スーツのサイズは年々大きくなっているという。
「体がどんどん大きくなっていて、形も変わっています。筋肉もなぜか増えているし」(山本)
矢田が考案したBCエクササイズは体の内部、つまりインナーマッスルに働きかけていく。最初に行うのが「正しく立つこと」だ。山本も通い始めた際、ここから取り組んでいる。
「自分では真っすぐ立てているつもりでいたんですけど、まったくそれはちゃんと立てているとはいえなくて。『これ、真っすぐ立てていないんだ』というところから始まりました」
なぜ、「正しく立つこと」が重要なのだろうか。矢田の解説には以下のように書かれている。
〈正しく立てない者は、正しく歩くことはできない
正しく歩くことができない者は、正しく走ることはできない
正しく走ることができない者は、正しく投げることはできない
正しく立つには、正しい呼吸と集中が大切〉
岡田が言うように、BCエクササイズの目的の一つは動きの中で体の重心を感じながらズレを確認し、修正できるようになることだ。山本や、中学生の頃から矢田に師事する筒香嘉智が野球選手としてパフォーマンスを発揮する上で、その土台になっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec2777d11ce0ecf3c77ff60783bbd5f6d90ee603
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