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佐野恵太、好機に代打送られ涙…監督の判断も「打者として悔しいという思いが一番」と言葉を絞り出す【DeNA】

　DeNAは1点を追う7回1死二、三塁で、2020年のセ・リーグ首位打者・佐野恵太外野手（29）に打順が回ってきた。しかし、三浦大輔監督（49）は代打として楠本泰史外野手（28）の名をコール。楠本は期待に応えられず遊飛に、好機で得点できなかったのが最後まで響き、自力優勝の可能性が消滅した。

　一塁ベンチに下がった際に目に涙を浮かべながら声援を送った佐野は、試合終了後2時間以上たって報道陣の前に姿を現した。佐野は「僕より打てる…」と絶句した後で「監督の判断に従うしかないですし。ホント、打者として悔しいという思いが一番です。チームが勝つ可能性が高いものを選択して采配するのが監督の決断だったということで。本当そこだけ。それに尽きると思います」と言葉を絞り出した。

　ここ5試合は17打数2安打の打率1割6分7厘と苦しい状態が続いている。今季の自力優勝の可能性が97試合目で消滅したことについても「自分の成績がなかなか振るわずに、こういう状況になってしまっているというのをしっかり受け止めて…。来週も自分にできる最大の準備を怠らず、これまでと変わらず試合に入っていきたいです」。責任を一身に背負った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/86e716f618c49f7ac52d8d5d3e64e7061aeb2965