カテゴリー: 矢澤宏太

日本ハムのドラフト1位左腕、矢沢宏太投手（22＝日体大）が16日、沖縄・名護キャンプで初めてライブBPに登板。江越大賀外野手（29）、アリスメンディ・アルカンタラ内野手（31）の2人に対して25球を投げ、安打性0本に抑えた。   結果的には無安打も、納得のいく内容ではなかった。プロ入り後、初となる打者との“対戦”。「ストレートが力んでいた」と3球目、いきなり江越に死球を与えてしまった。直球は捕手の構えたところへ投げるのに苦労したが「変化球はいいボールの確率が高かったので、それは良かった」。スライダー、カーブ、ツーシーム、チェンジアップと4種の変化球を投じて、感触を確かめた。

投打二刀流に挑む日本ハムのドラフト１位・矢沢宏太投手（２２）が１５日、籍を置く日体大のアイススケート実習に参加するため、沖縄・名護キャンプを一時離脱することを明かした。  「僕はスケート実習に行く。大学の授業があるので明後日（１７日）はまるまる練習ができない」。日体大は野外実習の一環としてスケート実習を行う。公式大会で使用される山梨県内のリンクを使い、スピードスケート、アイスホッケー、フィギュアスケートを修得する。  この日は休日を返上し、ランニングや体幹トレーニングなど軽めの調整を行った。

　2刀流に挑戦するドラフト1位の矢沢（日体大）について、「ボスは外野でも使ってみたいと思っている。開幕スタメンをイメージする中でどれだけ作っていけるか」と明かした。走塁については「まだ中学生レベル」と成長を促したが、実戦でのスイング、ブルペンでの投球は高く評価した。

キャンプ中は１クールに１度のペースでブルペン入りする予定。今後は「あと１回ブルペンに入って、その後、ライブＢＰ（実戦形式の投球練習）をできれば、というような感じになっています」と見通しを語った。   この日は２０メートル走の測定があり、足でも魅せた。「２０メートル走もトップで、この前の３０メートルもチームトップでした」。投打二刀流ルーキーは、走力も大きな武器だ。