1: それでも動く名無し 2022/04/20(水) 11:59:38.36 ID:2cosXY4I0
「みんなが監督」「ほんまの野球好き」DeNA・大和が語った阪神ファンの“熱量”
「打ちそうやなぁ~」
そんな雰囲気を感じたのは4月6日の甲子園でのDeNA戦。9回表に同点とされ、延長12回までもつれ込んだ試合である。先発の伊藤将司は9回1失点、本来なら勝ち投手になっている内容だった。伊藤が降板後は10回を岩崎優、11回を湯浅京己が無失点で抑え1対1の同点で最終回を迎えた。マウンドに斎藤友貴哉が向かうも、先頭の4番・牧秀悟に中前打を許し、続く5番・宮﨑敏郎は四球。無死一、二塁で迎えたのは6番・大和だった。
まずここで“?”が浮かぶ阪神ファンもいるだろう。守備職人として聖地を守ってきた大和が6番に座っているのである。阪神在籍時は一軍昇格を果たした2009~2017年までの9年で本塁打はわずか3本。しかしDeNAに移籍した2018~2021年までの4年ではなんと8本もの本塁打を放っている。もちろん、本拠地が甲子園から横浜スタジアムに移ったことも影響していると考えられるが、打率も2020年、33歳のシーズンにキャリアハイの.281を残した。6番に座っていてもなんらおかしくないわけである。
<中略>
ふと思い出したことがある。移籍後に大和が話していた言葉だ。
「やっぱり甲子園は特別よ」
この言葉にはいろいろな意味が込められていた。一つは野球人としての憧れだ。「野球をやっていたら誰もが憧れる場所。そこでプレーできることはやっぱり感動する」。高校球児にとって憧れの場所は、同じように野球人であるプロ野球選手にとっても特別な場所なのだ。そして、もう一つは阪神ファンの熱量を感じられる最高の場所であるからだという。「チャンスで打った時の地鳴りというか地響きのような声援はずっと覚えてる。5万人近くのファンのあれだけの声援の中で野球ができるのは限られてるし、幸せもんよ」大和の低音ボイスが興奮気味だった。
もちろん当時は全てが心地よい声援だったわけではない。チャンスで凡退するとため息をつかれ、失策すると厳しい言葉もかけられた。しかし、それらも全て阪神ファンの愛情だと移籍してから気が付いた。「失敗しても注目される。大変やなって思うけど、他球団じゃなかなか(新聞の)一面になることはないけど、阪神はヒーローになれるチャンスも沢山ある。いいことも悪いこともファンが見てくれてるのは幸せやなって思う」。この時、大和は阪神ファンの事を「みんなが監督」と表現した。
「(阪神ファンは)ほんまの野球好き。厳しい言葉も言われるけど、勝っても負けてもファンが急に減ることはないし、連敗してもそれでも応援するやん? 熱量が違うんよ」ご存じの通り、現在チームは21戦を終え、わずか3勝。それでも大和の話したように「もう阪神ファンやめるわ!」と本気でファンをやめた人はいるだろうか。
残りは122試合。
さぁ、阪神ファンのみなさん、“監督”をやめますか? それとも続投しますか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/09fb4987b0f7129d53f825e65e9aab333814def2?page=2
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