「あの講演内容で150万円のギャラは高すぎる。選手や監督で実績を残した落合博満氏でも、今は100万円もしませんからね」
呆れ顔で話すのは、さるイベント会社のスタッフである。斎藤氏は引退後に、自らの名前を冠した個人事務所「株式会社斎藤佑樹」を設立。代表取締役として第二の人生をスタートさせた。事業の大きな柱のひとつが、企業向けの講演会活動だ。
前出のスタッフがため息混じりに続ける。
「現役の末期の時点で取り決めたギャラは50万円程度で、なじみのある企業に声をかけて4件の講演会を受注しました。
それが、引退して間もない12月中旬に、『すでに受けている仕事はやりますが、今後は150万以下の講演会の仕事はやらない』と言い出したんです。なんでも、この時点でCM、テレビ、YouTubeなどの出演オファーが600件以上舞い込んでおり、『身一つで仕事を選ばなきゃならないから』と説明されました」








