スプリングトレーニングの間はずっと、大谷のタイミングはずれていて、メジャーの投手に合っていないように見えた。エンゼルスはアリゾナを離れて、開幕戦の直前に同じ街のロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦3試合を行った。
ドジャー・スタジアムでのある日の午後、エンゼルスの打撃コーチであるエリック・ヒンスキーが、足を上げなくてもパワーは十分に伝えられると大谷を諭し、「足を上げずに振ってごらん」と声をかけた。大谷は実践し、すぐさま何球も叩いて、そのままドジャー・スタジアムのスタンドに放り込んでしまった。
「(これは)いいですね。やりましょう」
こうして足を上げるのは終わり、足を上げないバッティングフォームに変えていった。





